中みそ焼きそば
おまたせしました、約一ヶ月ぶりのブログ更新です。あれこれ忙しくて、9月に訪問したお店をようやく紹介できました。
今年9月のシルバーウィークに、青森県津軽地方の中核都市・弘前を訪れた。
久しぶりの弘前。よく晴れた日で岩木山はよく見えたが、弘前城はあいにく修復工事中だった。
弘前市街の中心部には、中三デパートという百貨店がある。五所川原市で呉服店として創業したのが明治29年。1962年(昭和37年)に弘前へ出店し、今年でちょうど60周年を迎える。
中三デパートの地下一階にあるフードコートは、学生やサラリーマン、家族連れからお年寄りまで、地元の幅広い層に長年愛用されてきた。
そのフードコートには、現在3つの飲食ブースが出店している。中でも人気なのが「中三」地下の「みそ」ラーメン、「中みそ」だ。
発祥は五所川原で、弘前では市民の好みにあわせてアレンジが加えられたそうな。その味が大いに受けて長年愛され、今では弘前のソウルフードとも呼ばれている。
こちらは麺量3分の2の、中みそラーメン小サイズ。追加トッピングなしで520円。麺は縮れた細麺でシコシコ食感。スープは赤味噌ベースの甘口で、ニンニクと生姜が効いている。
野菜たっぷりで、油分はラードだろうか。思った以上に熱々で、気をつけて啜らないと、火傷しそうになる。身体が芯から温まる一杯だ。
さて、この中みそが、2019年11月、同フードコートに焼きそば専門店をオープンした。屋号は「中みそ焼きそば」。私の目当てはもちろんこちらである。
メニューはこちら。屋号と同じ名前の「中みそ焼きそば」のほか、「辛みそ焼きそば」というのもある。好みで大盛りや小盛り、トッピングもできるらしい。注文したのは普通盛りの中みそ焼きそば(580円)。目玉焼き(100円)とチャーシュー(200円)をトッピングしてみた。
支払いを済ますと番号札が渡される。調理は鉄板のようだ。注文が重なっていたのか、出来上がるまでに20分以上掛かった。時間に余裕を持ったスケジュールで助かった。スープ付きなのがうれしい。
麺は太麺で、盛りはほどほど。蒸し麺だろうか、モチモチと弾力がある。みそラーメンの細麺とは、全く別の麺だ。その麺がキャベツやモヤシと炒められている。
その上から掛けられた味噌ダレが、この焼きそばの最大の特徴だろう、ニンニクと挽き肉が渾然一体となった、甘く濃厚な味わいだ。麺に絡めるとインパクトが増す。
トッピングしたチャーシューは、厚みのある角煮風で食べごたえ十分。軽く焦げもついていて香ばしい。目玉焼きは白身にしっかり火が通ってるが、黄身は半熟だ。麺と味噌ダレに絡めると旨さ倍増。添えられた一味も合う。
焼きそばとラーメンを両方食べて、すっかり満腹になった。津軽は各地に老舗の焼きそば専門店があるが、この中みそ焼きそばのようなパンチのある味は珍しい。誕生してまだ3年だが、中みそラーメンのように、末永く支持される品に育つことを遠方から願っている。
店舗情報 | 住所: 青森県弘前市土手町49-1 中三弘前店 B1F 営業時間: 10:00~14:00 定休日: 中三弘前店に準ずる |
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主なメニュー | 中みそ焼きそば 580円 辛みそ焼きそば 630円 |
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