ホロタチェーン 本店
富士宮やきそばを食べ歩くに当たって、地元出身者にオススメの店を聞いてみた。その際に「絶対に外してはならない」と戒められたのが今回紹介するホロタチェーンだ。
ホロタチェーンは1973年(昭和48年)に富士宮で創業したテイクアウト専門のファストフード店だ。スーパーマーケットの一角やショッピングモールのテナントとして、静岡・神奈川で12店舗を展開している。ここの焼きそばこそ思い出の味という地元民はかなり多いらしい。
ホロタチェーンの本部は富士宮市街から北に外れた富士見ケ丘にある。その本部の駐車場に本店がオープンしたのを最近知った。近くにあった阿幸地店が閉店したのを受けてなのかな。
ホロタチェーンの本店を訪れたのは昨年の8月中旬のことだった。タコを模したオリジナルキャラクターの看板が目印。プレハブの店舗前には丸テーブルと椅子が置かれている。基本はテイクアウトだが一応ここで食べることも出来るらしい。
メニューは焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、大判焼き、カキ氷、シェイクなど。マヨタコというのが名物なのか、元祖の表示がある。焼きそばはイカ入りの一種類のみで400円。「ここで食べていきます」と注文して待つ。
夏休みの午後、家族連れやら仕事中のおっちゃんやら、地元の人たちが入れ替わり立ち代りやってきた。中はおばちゃん一人で忙しそうだ。3~4分で焼きそばが出来上がり。テイクアウトは紙パック詰めだが、イートインだとお皿に盛ってくれる。
富士宮やきそば公式ガイドブックによると、麺はマルモ食品製。最もメジャーな富士宮やきそばの麺だ。具はキャベツとゲソ。ダシ粉をパラッと振り掛けて微塵切りの紅生姜を脇に。青海苔は無し。こういうお店なのでボリュームはほどほどだ。
ここのソースは名古屋から専用の品を仕入れているらしい。他店のソースより甘口で、コショウも効かせた濃いめの味付けだ。肉カスは入ってないのか、あったとしても微塵切りで少量なのか、存在が分からず。富士宮の他の店とはかなり異なる味わいの焼きそばだが、これはこれで美味しい。
いわゆる富士宮やきそばの標準スタイルからは外れているけれども、地元で愛されている味として一度体験する価値はあった。富士宮の主な店は既に幾つか回ったという通な方におすすめしておきます。
店舗情報 | TEL:0544-24-7961 住所:静岡県富士宮市富士見ケ丘310 営業時間:10:00~18:00 定休日:月曜日 → ホームページ |
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主なメニュー | 焼きそば(イカ入り) 400円 元祖マヨタコ 420円 たこ焼(10個) 420円 お好み焼 380円 大判焼 110円 ソフトクリーム 180円 |
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