焼きそば居酒屋 どーも
今週は関東エリアで注目したい焼きそば専門店3軒をご紹介します! 関東の焼きそばは蒸し麺が主流ですが、密かに生麺の店も増加しつつあるんですねー。とくに柏市豊四季に本店のある、あの焼きそば専門店の影響が侮れないんですよ……
昨年、東京でたくさんの焼きそば専門店が生まれたが、実はその前から関東エリアにポツポツと新しいスタイルの焼きそば専門店が現れている。例えば川越の焼きそば居酒屋どーも。こちらは2015年の2月にオープンしたそうだ。
訪れたのはGWのとある夜。川越駅からクレアモールを200mほど北上し、クレアパークの角を曲がった路地沿いに目的の店はあった。19時過ぎに訪れたが、満席で入れなかったため、時間を潰して20時ごろに再訪した。店舗はウッディな造りで、客席はテーブル3卓ととカウンターが6席ほど。カウンターに腰掛けていた若くて可愛い女子二人に、隣へどーぞーと招かれる。わーい。
とりあえず生ビールを注文。このジョッキのロゴでピンとくる方もいるかも知れないが、実はこちらの店主の萩さんは、あの焼きそば専門店・まるしょうの豊四季本店で店長をされておられたそうだ。
もちろん、焼きそばはまるしょう仕込みでバリエーション豊富。レギュラーメニュー5種のほか、季節限定も2品あった。さらに実家が製麺所で、焼きそばもそこで打った生麺を使用しているとのこと。時間も遅いのでのっけから「キャベツたっぷり どーも特製ソース焼きそば(690円)」を目玉焼きのせで注文してみた。
生麺を茹で上げて水で締めて……と手順はまるしょうそのもの。以前、当ブログでも紹介したが、ここ川越は太麺焼きそばで有名な土地だ。古くからの太い蒸し麺を使った焼きそばが主流の町へ、まるしょうから派生した生麺焼きそばが挑んでいる。その筋書きだけでもワクワクしてしまうのは、私くらいなものだろうか?
実家の製麺所で打ったという麺は、川越太麺焼きそばに倣った太めの生麺で、もっちりした食感。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。目玉焼きと青のり、みじん切り紅生姜がトッピングされている。まろやかなソース味で、いかにも王道の焼きそばという味わい。目玉焼きを崩したのがまた美味い。安定感があって頼もしい。伝統的な川越太麺焼きそばに慣れている地元の方々も、これは病み付き必至だろうなあ。
ソースの他にもう一品食べたくなり、春限定メニューから「キャベツとアスパラのアンチョビピリ辛塩焼きそば(850円)」を追加でお願いした。生麺と炒めてあるのは豚肉、アスパラ、キャベツ、黒オリーブ。鉄板で焦げた麺には、メニュー名の通りアンチョビの風味がついている。
さらに焼きそばと混ぜ炒めてある輪切りの唐辛子と、トッピングされた糸唐辛子の挟撃によるピリ辛仕立て。アスパラに黒オリーブも加わって癖になる味わいだ。個性的な具を太麺がどっしり構えてまとめているという印象。これはワインが欲しくなる系の焼きそばだなー。
もう一つの春限定メニュー「菜の花と厚切りベーコンのジェノベーゼ風焼きそば(900円)」は、嬉しいことに隣の女子からおすそ分けしていただいた。菜の花と厚切りベーコン、トマトにバジルの風味が、太麺に良い塩梅で馴染んでいる。盛り付けも色鮮やかでキレイだった。焼きそば全体の写真を取りそびれたのが惜しまれる。
ちなみに野菜は地元の朝市で毎日仕入れているとか。焼きそばに使われている野菜も、サラダやお新香の生野菜も新鮮で美味しかった。
あれこれ食べて飲んで、この日のお会計は3607円。隣に座った女性を始め、常連さんたちに愛されている店だというのがひしひしと伝わってきた。焼きそば屋というだけでなく、飲み屋としても魅力的な店である。店主の妹さんがこれまた可愛らしいので、近くにお住まいの方はちょっと確かめに行ってみてね。
店舗情報 | TEL: 049-224-9800 住所: 埼玉県川越市脇田町13-2 営業時間: 11:30〜14:30 17:30〜23:00( 定休日: 水曜日 → ホームページ |
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主なメニュー | キャベツたっぷり どーも特製ソース焼きそば 690円 ガーリックチキンの焦がしバター醤油焼きそば 790円 有機100%トマトのチーズオムポリタン焼きそば 790円 たっぷりあさりのペペロンチーノ風塩焼きそば 790円 半熟たまごの旨辛豚キムチ焼きそば 790円 その他、季節限定焼きそばあり |
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