十八番

野方の環七沿い、うちのすぐ近所に十八番(おはこ)という中華屋がある。ラーメン激戦区の野方で隠れた名店として根付いており、自分を含めて地元のファンも多い。腰の強い手打ち麺が売りで、私も月に2度くらいのペースで利用している。

環七通り沿い 中華料理 十八番(おはこ)

焼きそば目当てで訪れたのは12月中旬、日曜の昼前。入って目の前がカウンターで5席ほど、右手奥にボックス席が4卓ほどある。混雑していることが多いのだが、タイミングが早かったので先客は一人だけ。ラッキー。

十八番 メニュー

メニューには中華系が一通り並んでいる。大衆中華としては価格設定が若干高めだが、手打ち麺だから仕方ない。以下、メニューに書かれた紹介文。

秘伝! 手打ち麺は親父から子への技!
十八番の麺は店主が朝早くから踏み竹で打ったものです。
腰が強く、なが~いのが特徴。餃子もシュウマイも
皮からすべて手作りです。だから、うまい!
地元常連客、イチオシです。

とりあえずビール(500円)とやき餃子(550円)を注文。ビールはアサヒスーパードライの中瓶。おつまみにザーサイが付いてくる。かなり塩辛いがビールに合う。

ビール(500円)はザーサイ付きで

餃子はムッチリ具が詰まったのが5個ばかり。片面だけを揚げた感じにサクッと仕上げ。熱々の焼きたてに酢・醤油・ラー油を混ぜたタレをちょこっとつけていただく。皮はモチモチ、包みもしっかり。野菜の旨味が溢れている。

やき餃子 550円

餃子を肴に店内にある漫画を読みつつ昼ビールを堪能する。この日は客足が遅かったのでのんびりできた。餃子が残り一つになった辺りで焼きそば(800円)を注文。ちょうどビールを飲み干す頃に配膳された。

焼きそば 800円

麺は踏み竹で打った件の自家製平麺。具は豚肉、キャベツ、白菜、玉葱、モヤシ、サヤエンドウ、筍、椎茸。味付けは野菜の旨味と塩ベースの中華風で、野菜炒めに麺が入っているような塩梅だ。

腰が強い自家製平麺

メニューにも書かれていた通り、この店の麺は腰が強くて長い。つけ麺だと麺が絡んで解すのに一苦労する。しかし、焼きそばの場合は麺が短く調理されている。不必要に絡むこともなく食べやすい。適度な焼き目も名人芸の域。やはり美味しい。

食べ終えてお会計は1850円。うちから歩いて5分ほどの店なのでどうぞご贔屓に。麺を味わうなら野菜つけ麺もおススメ。

十八番

店舗情報TEL:03-3338-8179
住所:東京都中野区大和町2-2-2
営業時間:11:30~15:00、17:00~21:00
定休日:水曜日
主なメニューやきそば 800円
かたいやきそば 900円

らーめん 700円 野菜つけめん 900円
やき餃子 550円 ビール 500円