そばの平甚
和蕎麦の焼きそば特集、2週目です。と言いつつ、今回は和蕎麦じゃない焼きそばですが、和蕎麦屋さんなので大目に見てくんなまし。
郡上八幡が誇る名水・宗祇水(そうぎすい)。地元の方々は日常生活に利用しているそうだが、それだけでうらやましくなるほど美味しい湧き水である。
その宗祇水の近くに平甚という日本蕎麦屋がある。何故か冬季限定で焼きそばを商っているという。訪れたのは2012年2月の下旬。積雪や凍結を懸念していたが、ちょうど晴れの日が続いたせいか幸いにもバイクで難なく辿り着けた。
平日の13時過ぎという半端な時間帯だが店は賑わっていた。テーブル席が10卓ほどあり、奥に広めの小上がり席も2つある。そのほとんどが埋まっていた。一番手前の席に案内されてメニューを確認。
平甚焼きそば(600円)はご飯や汁もサービスでついてくるらしい。定食である。付けてもらおう。さらにプラス200円でミニざるそばも付けてもらおう。炭水化物トライアングルだが、せっかくなので蕎麦も食べたいではないか。
「焼きそばはだいぶお時間が掛かりますがよろしいですか?」
「ええ、待ちます」
「先にざるそばだけお持ちしましょうか」
「あ、じゃ、お願いします」
ささっと出てきたミニざるそば。やや太めに切りそろえられ、切り口も鮮やかだ。風味、喉越しとも文句なし。ミニサイズなので2口くらいで食べ終わってしまったのが寂しい。
15分ほど待って焼きそばとサービスのご飯・汁物が運ばれて来た。
焼きそばの麺は中華麺を使っている。細めでやわらかめだ。郡上八幡独特のパリパリ焼きそばとは対照的である。具はキャベツと鶏肉。トッピングに青海苔、煎り玉子、紅生姜。味付けはソースにそばつゆをブレンドしているのだろうか。甘めでつゆだく気味だが後を引く味わいである。
サービスの田舎汁は味噌仕立てのけんちん汁だった。ご飯は軽めによそってあるが、さすがにこれだけ炭水化物を食べると満腹になる。食後の蕎麦茶も美味しかった。
平甚焼きそばは12月から3月の冬季のみ販売されるが、それ以外にもなかなか興味深いメニューが多い。蕎麦のチョモランマ盛りなんてのも面白そうだが、寄る年波には勝てないだろうなあ。
店舗情報 | TEL:0575-65-2004 住所:岐阜県郡上市八幡町本町870 営業時間:11:00~16:00(土日祝は18時まで) 定休日:年始のみ → ホームページ |
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主なメニュー | ※2012年訪問時の価格です 焼きそば(※冬季のみ) 平甚焼きそば 600円 大 700円 温玉焼きそば 650円 大 750円 +200円でミニざるそば付き かけそば 900円 ざるそば 880円 もちもちざるそば 1100円 ちょもらんまざるそば(約四人前) 1500円 ちょもらんまもちもちざるそば 2000円 飛騨牛丼 1000円 朴葉すし 300円(※土日祝のみ) |
ディスカッション
コメント一覧
そばの平甚に焼きそばがあるなんて知りませんでした。今度必ず食べに行こうと思いました。
このお店の評判は様々ですが、私はざるそばしかおいしいと思ったことはありません。
郡上踊りも9月6日がおどり納めになります。ちなみに私は今年2回見てます。(^^♪
Guevara さん、コメントありがとうございます。
郡上踊り、結局今年も行けそうにありません。残念……
そばの平甚さんの焼きそばは冬季限定ですので、
しばらく先でしょうけど、話の種にご賞味くださいませ。