金春發牛肉店 天水總店
金春發牛肉店は、1897年に創業した牛肉麺の人気店だ。牛肉の行商からスタートして、現在は台北市内に何軒かの店がある。
本店の天水總店を訪問したのは、7月中旬の日曜日のこと。店舗は台北駅から徒歩で数分の距離にある。ただ、路線ごとの台北駅間の移動が徒歩で10分以上掛かるので、要注意。
金春發牛肉店は人気店なのでピークは混むだろうと思い、開店直後を狙って11:30頃に訪れてみた。フロアには丸いテーブルが12卓ほど並べられており、3組ほどが食事をしていた。
女性店員さんに1人と告げ、手近なテーブルに着席。壁に貼られた品書きは、牛肉麺やいろいろな部位を使った牛モツ料理が中心だ。
注文方法は伝票に注文したい料理の数字を記載する、台湾ではおなじみの方式。炒咖哩牛肉麵(170)、炒青菜(80)、金牌(100)にそれぞれ「1」と書いて店員さんに渡した。
まずは台湾啤酒の定番、金牌。この日もとても暑かったので、冷たいビールが旨い。軽めの飲みごたえがこの暑さにピッタリなんだよな。
すぐに炒咖哩牛肉麵(カレー牛肉焼きそば)も出てきた。麺は断面が丸い太めの茹で麺で、やわらかい。具は牛肉と青菜。青菜はレタスに似た繊維質の葉野菜だ。
味付けはもちろんカレー風味。見ての通り、つゆだく気味だ。新潟バスセンターのカレーや、蕎麦屋のカレー南蛮そばのような粉っぽさがあって、異国なのに懐かしさを感じる。
ほどよい辛さが台湾ビールにもマッチして、めっちゃウメーン! 台湾ナビの紹介ページによると、創業当初から使っているカレー粉専門業者があるらしい。
それにしても炒青菜がなかなか来ない。カレー焼きそばを食べ終わっても出てこなかったので確認したら、どうやら注文が通っていなかったらしい。
ならばと計画を練り直し、炒青菜だけじゃ物足りないので、ビールおかわりと牛雑(170)を追加注文。これが大正解だった。災い転じて福となす。
炒青菜に使われている野菜は空芯菜か。大蒜を利かせた炒めもので、シンプルに旨い。遠征中は野菜不足になりがちなので、こういったお手頃な野菜料理はとても助かる。
牛雑はボイルした牛モツの皿盛りだ。部位はバラバラの盛り合わせっぽい。生姜の千切りが脇に添えられ、にんにく醤油の小皿も出してくれた。薬味をつけて頬張ると、うーん、旨い! ビールに合う! 日本のもつ焼きやでもありそうな品だ。
ビールは600ccの瓶だったので、2本飲んだら結構回った。注文漏れがあったけど、結果オーライ。なんならモツ皿と青菜炒めから始めて、カレー焼きそばで締めればよかったな。
お会計は620NTD。日本円で約3000円。再訪することがあったら、牛肉麺も食べてみたい。
店舗情報 | 住所: 台北市大同區天水路20號 営業時間: 11:20~21:00 定休日: 月曜 → ホームページ |
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主なメニュー | 炒咖哩牛肉麵 170 牛雑 170 炒青菜 80 金牌 100 |
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