ナゴヤキ55
先週に続いて今週も名古屋の焼きそば専門店をご紹介します!
※オープンから半年で既に閉店してしまったようです……
先週紹介した元祖鉄そば緑家で、ご主人と会話した際に名古屋の焼きそば専門店の話題がでた。そこで聞き捨てならない情報を得る。
「そういえば大須にも専門店ができましたね」
「え? そうなんですか?」
聞けばフジヤマ55というつけ麺の人気店が、ナゴヤキ55という焼きそば専門店をつい最近オープンさせたとのこと。鉄そばを食べ終えた後、腹ごなしついでに大須まで歩いて早速訪問してみた。
場所は大須観音通り沿い。鐘楼堂の脇を出て徒歩30秒。正確な屋号は「自家製なま麺 焼きそば専門店 ナゴヤキ55」。日曜の昼下がりという時間帯で、門前町は大混雑。この店も外で二人ほど待っていたが、幸いすぐに入店できた。後で店員さんに確認したところ昨日=3/11にオープンしたばかりとのこと。うひゃー、超ラッキー♪
門前町でも賑やかな辺りなので店舗もこじんまりした造りだ。間口は狭く、客席はL字型のカウンターが8席のみ。もともとお好み焼店の居抜きだそうでカウンターの天板には鉄板が設えてあるが、箸入れやお冷、調味料などで塞がれていた。
注文は食券制で店頭に券売機がある。黒がソース、白が塩とのこと。DXはエビ・イカ付き。大盛り無料だが、並は350グラム、大盛りは500グラムなので、普通の胃袋なら並でも十分だろう。味噌汁は無料サービス。ランチは唐揚げとライスが付くセットだそうだ。
少し悩んで黒DXを購入。食券を渡してしばらく待つ。やがてステンレスの楕円皿に盛り付けられた焼きそばが運ばれてきた。卓上に揚げ玉もあるし、方向性は神保町みかさを意識しているように感じた。
麺は太めの平打麺。茹で上げて水で締めたあとにざく切りキャベツと炒めてある。トッピングの豚肉スライス、半熟目玉焼き、イカ、エビは麺とは別で焼かれている。仕上げに刻み海苔をパラリ。揚げ玉と紅生姜は卓上から追加してみた。
厨房背面の棚にコーミソースとオイスターソースが置かれていたが、味付けはそのブレンドがベースなのかな。旨味主体で程よい甘味と酸味。さらに黒コショウが効いていて意外とスパイシーだ。肉はカリッと焼かれていて、麺とは異なるソースが掛けてある。イカは大きな切り身で料金に十分見合うボリューム感。火加減も絶妙で柔らかい。
元がラーメン・つけ麺の店なので、もちろん麺自体も美味しい。モチモチでズズッと手繰るのが楽しい麺だ。前述した通り並でも300グラムなので食べ応え十分。大盛無料で500グラムだから食べ盛りには嬉しいだろうなあ。先日紹介した「らな」に次いで、こういう生麺の焼きそば専門店が名古屋の地にもオープンし始めたのはとても感慨深い。
食べ終えて店長さんに一言だけご挨拶させていただいた。混んでなければ、あれこれお話しをうかがいたかったけど、そのうちまた来ることもあるだろう。満足度が高くて場所も良いし、今後大須の名物になる気がする。店頭の看板を見る限りだと、赤=台湾焼きそばもそのうちやるようだ。それにも期待したいわん。
店舗情報 | 住所: 愛知県名古屋市中区大須2-20-28 定休日: 水曜(要確認) → ホームページ |
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主なメニュー | 黒DX 890円 黒 690円 白DX 890円 白690円 DXランチ 黒・白 1050円 ランチ 黒・白 850円 |
ディスカッション
コメント一覧
実は、ここの前のお店、名古屋で一番好きな焼きそば屋さんだったんです。麺に焼き目が入ったできあがりがちょっと乾き目のソース焼きそば。
お母さんが一人でやってたんですよね。
店の名前が「紀州」、前の「紀ノ川」と関係があったのかが気になりますが、まだ「紀ノ川」も行けてません。
今回のは生麺とのこと。
もちもちタイプの麺で、タイプは違いますが別の意味で楽しみ。
近々行ってきます。
す~さん様、コメントありがとうございます。
こちらの前のお店はお好み焼き加とうという店だったようですが、未訪問なんですよね。食べてみたかったです。
ちなみに「紀ノ川」さんは和歌山のご出身とかではなく、小説のタイトルから屋号をつけたそうでして。そちらはたぶん無関係な気がします。ナゴヤキ55ともども訪れてみてくださいませ。