清陽軒 竹町店

2016年7月8日

今回紹介するのは大分市の清陽軒竹町店。同市内の大手町にある清陽軒本店は、久留米ラーメンの「清陽軒大分支店」として昭和35年に創業したそうな。こちらのサイトによると、久留米と日田の清陽軒が閉店したため、本店を名乗るようになったらしい。(※久留米の精陽軒は近年復活したようだがそっちはあまり調べていない)

大分市 清陽軒 竹町店

行きたい店に本店と支店がある場合、自分はなるべく本店を優先して訪問するようにしている。しかし大分の2つの清陽軒の口コミを比較すると、ラーメンは本店、焼きそばなら竹町店という印象を受けた。というわけで今回に限り、竹町店をチョイスしてみた次第でR(嵐山光三郎風)。

ガレリア竹町 アーケード街

7月末、平日の19時半頃に訪問。大分で最も古いという商店街、ガレリア竹町のアーケード入り口手前に店舗があった。いかにも町場の中華屋さんという外観だ。ラーメンの赤い提灯が良く目立つ。

アーチを描くカウンター

店内はお世辞にも綺麗とは言えないが自分好みの雰囲気だ。中華屋さんでカーブしたカウンターはちょっと珍しい。ヒゲの店主と奥さんの二人で切り盛りしている。先客は地元のご婦人一人。ビールを飲みながら店主夫妻とTVを見ていた。

清陽軒 竹町店 メニュー

さてメニュー。ラーメン系が占めるなかに「日田焼ソバ(530円)」の文字が燦然と輝いていた。ちなみに本店のメニューをネットで確認したところ「日田」の文字はなく普通の焼きそばだった。本店の店主は久留米で修行したそうだが、竹町店は日田にあったという清陽軒で修行したのかも知れない。そうなると焼きそばの評判の違いも納得が行く。

卓上の調味料と紅生姜

余談になるが「日田焼きそば」は想夫恋が商標登録しているので、日田の町興しでは「日田やきそば」と平仮名表記を採用している。また「日田"系"焼きそば」という呼び方で回避している場合もある。こちらは漢字+「ソバ」のカタカナ。一応、商標問題はクリアしているのかな。

焼きそばは注文から10分弱で出来上がり。バイクで無ければビールも頼むところだが我慢我慢。

日田焼ソバ 530円

麺は中細。パリパリというよりはサクサクした焼き上がりだ。モヤシの太さもやや細めで麺に揃えてある。具は豚肉スライスとモヤシとネギ。紅生姜は卓上から好みでトッピング。

サクサクした食感の麺が美味しい

味付けはバランスの良いソース味。まろやかマイルドな仕上がりで食べ飽きない。530円という値段を考えるとボリュームも十分。コスパはかなり良い。

注文が片付くと店主夫妻はまたTVの前に戻った。のんびりした雰囲気が心地よい。潔癖症な方にはちょっとオススメできないが、こういう中華屋さんは落ち着く。まあ平日のこの時間だから空いていたんだろうけど、ランチ時はきっと混むんだろうなあ。

ラーメン清陽軒  竹町店

店舗情報TEL:097-532-6748
住所:大分県大分市中央町4-1-22
営業時間:11:30~21:30(日 ~13:30)
定休日:不定休
主なメニュー日田焼ソバ 530円
ラーメン 530円
チャンポン 580円
ヤキメシ 570円
ギョーザ 390円
ビール 490円

ラーメンまたは焼ソバ
 +半チャーハンまたはチャーシューご飯 750円