Cafe Benoni
あけましておめでとうございます。今年も焼きそばを盛りたてていきたい所存です。旧年と変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて年末年始の特別企画。海外編の続きです!
ラオスの首都、ビエンチャン観光の5日目。最終日の朝食に訪れたのはCafe Benoni。ピンポンマーケットというコンビニ兼スーパーの2階にあるカフェだ。脇の階段を上ると入り口がある。
スタイリッシュな外観のイメージ通り、店内も明るく開放的な作り。青山や広尾にあっても全くおかしくないお洒落カフェである。開店直後で先客はおらず、窓際の席に案内された。表の通りがよく見える。
メニューは英語表記が主体で、欧米人向けの朝食が充実している。タイやベトナムに比べてラオスは純朴な国民性なのか、実にのんびりした雰囲気の国である。治安も良くて居心地が良いので長期滞在する欧米人も多い。このカフェはそんな海外の客向けの店のようだ。
別のページにはアジア各国の麺類があり、日本風の焼きそばもあった。他にイタリアンなども食べられるらしい。そして"Fried flat rice noodles"=平たいライスヌードル炒めという品が自分の目に留まった。正式名は"Fried flat rice noodles with pork, chicken or beef in dark soy sauce"。長いわ。
タイ料理で言うパッタイ・センヤイ(ผัดไทย เส้นใหญ่: Pad-Thai Sen Yai)。ラオス語だとフー・クア(ເຝີຂົ້ວ: Feu Khua)だが、この店はクア・フー(ຂົ້ວເຝີ: Khua Feu)と記されていた。語順が違うだけで意味は同じ。焼きイカ・イカ焼きみたいなものだな。
オプションの豚肉・鶏肉・牛肉から豚をチョイス。価格は25,000kip(約380円)。出てきた品の盛り付けも、青山や広尾あたりのお洒落カフェで注文したパスタのようだった。もっとドバッと盛ってこいやと思いつつ箸……じゃなかった、フォークを伸ばす。
麺はワンタンの皮のような、あるいはひもかわのような正方形に近いシート状の麺。"flat rice noodles"=平たいライスヌードルと確かに書いてあったが、この形状は予期していなかった。フォークで食べるとイタリアの幅広パスタにも思えてくる。
"dark soy source"と記されているように、味付けは溜まり醤油系の中華風。具は豚肉と玉子、それと沖縄の野菜「ニガナ」のような葉っぱ。ルーツは広東料理の干炒河粉だろうか、日本人にも好まれる味わいだ。甘すぎたりしない。いいぞいいぞ。
別皿で薬味も付いてきた。ガラスボウルに入ったラー油とライムのスライス。このラー油が自分の好みにピッタリとマッチ。幅広のライスヌードル独特の食感も楽しい。ラオス最後の食事も多いに満足できた。
ラオスのあと、ベトナムのハノイへも数日滞在したのだが、そちらの喧騒とビエンチャンの落ち着いた雰囲気は対照的だった。ド田舎と言ったらそれまでなんだけど、居心地の良さは特筆しておきたい。それとラオスでの寺院巡りでは、たびたびお坊さんから意味深な会釈をいただいた。今回はビエンチャンだけだったが、もし次行く機会があれば田舎の方にも行ってみたいなあ……
というわけで来週、海外編の最終週はベトナム・ハノイの焼きそばをご紹介します! お楽しみに!
店舗情報 | 住所: Rue Setthathirath, Vientiane, Laos TEL: +856 21 213 334 営業時間: 10:00-17:00 定休日: 無休 |
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主なメニュー | Fried flat rice noodles with pork, chicken or beef in dark soy sauce 平たいライスヌードル炒め(豚・鶏・牛肉) 25,000kip Chinese style fried Egg Noodles 玉子麺を使った中華風焼きそば 40,000kip Singapore MAI FUN シンガポール風焼きビーフン 25,000kip Japanese style fried Egg Noodles with pork and cabbage 豚肉とキャベツの日本風焼きそば 25,000kip |
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