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ブルーコーナー 本店

2017年3月5日

羽田空港に関連した焼きそばと言えば、ブルーコーナーという喫茶店も忘れちゃいけない。タモリ倶楽部で2度も紹介された品だ。以前から行かねばと思っていた店だが、なかなか行けず。前回の店、羽田空港にできた焼きそば専門店を紹介するこの機会に羽田繋がりで訪問してみた。ただしハシゴではない。理由は後でわかるはず。

整備場 ブルーコーナー 本店

ブルーコーナーは東京モノレール羽田空港線の整備場駅前の本店と、新整備場駅前のUC店の2店舗がある。UC店は食べ放題飲み放題コースでのみ焼きそばが提供され、単品で食べるには本店へ行かなければならない。それも平日の17時以降からという狭き門だ。

店内は近隣オフィスの酔客でにぎわっている

本店を訪れたのは2月下旬、平日の19:30過ぎ。フロアにはテーブルが多数。ネクタイ姿でジョッキを傾ける方々で6割ほどの席が埋まっていて、なかなか賑やかだ。どうやら夜は喫茶店ではなく飲み屋さんとして機能しているらしい。近所に飲食店がないから、この辺の会社員(もちろん航空関連)はどうしてもここに集まるのだろう。

ブルーコーナー 本店 メニュー

空いている席に着き、オーセンティックなメイドファッションに包まれたウェイトレスさんに渡されたメニューを確認する。目的の品は……あったあった。焼きそば、750円。ランチメニューには載っていないらしい。不思議だ。それと生ビールの中ジョッキ(500円)を注文した。

「お時間掛かりますがよろしいですか?」
「いいですよ」

生ビール 500円

私もジョッキを傾け、店内のTVを見ながら待つ。ちょうど日本テレビの番組で「焼きそばの得ワザ12連発!」なんて企画をやっていた。音声が絞ってあるので細部は分からないが、焼きそばを作るときのコツを特集している。「どんな内容が紹介されたか、あとでちゃんと調べなきゃ」なんて思いつつ待つこと15分近く。山盛りのプレートが運ばれてきた。

焼きそば 750円

「うわ、こりゃ凄いボリュームだ」

あちこちで焼きそばを食べてきたが、ノーマルでこの盛りは特筆ものだ。比較用にSuicaを置いてみたが、プレートのサイズ感が伝わるだろうか。高さもなかなかある。これはほかの店とのハシゴは無理だ。敗北せぬよう、心していただきます。

ボリューム満点、高さも結構ある

麺は細い蒸し麺で、市販のチルド麺チックだが3玉くらい使っている。豚肉、キャベツ、ピーマン、キャベツ、玉ねぎ、人参、モヤシ。青海苔、紅生姜。キャベツや豚肉は大ぶりにカットされていて存在感がある。

キャベツや豚肉は大ぶりにカット

味付けも市販の製品についている粉末ソースっぽい。ただ、味ムラもなく、野菜がたっぷりの割に水分でビチャビチャなんてこともない。全体としては丁寧に作られた家庭的なソース焼きそばという印象だ。

家庭的なソース焼きそばですな

がっつり大盛りで、コスパは文句なし。最後の方はややペースダウンしたが、どうにか平らげた。いやあ、ビールと焼きそばだけですっかり満腹になってしまった。お会計は1250円。

こんな場所までわざわざ焼きそばを食べに来る物好きな人は限られているだろうが、訪れる際はお腹を空かせてどうぞ。UC店は飛行機を間近で見られるロケーションらしいので、焼きそば目当てで無い方はそちらを選択肢に入れて良いかも知れない。

ブルーコーナー

店舗情報TEL: 03-3747-7841
住所: 東京都大田区羽田空港1-6-6
営業時間: 10:00~21:00
定休日: 土・日・祝
主なメニュー焼きそば 750円
※焼きそばの提供は17時以降