天領
大分県&北九州周辺の焼きそば特集、2週目でーす!
大分市の中心部からずっと南、大分川の北岸に位置する畑中という地域に天領という食堂がある。「平成27年1月11日で創業43周年」というから創業は1972年(昭和47年)か。看板メニューは焼きそばととり天と聞いて足を延ばしてみた。あ、とり天てのは大分のローカル食のひとつです。
訪れたのは7月末、平日の18時ごろ。夏至からあまり日も立っていない頃なので、この時間でもまだまだ明るい。外観も店内も庶民的な中華系食堂という風情だが、テーブルの天板が青いのは珍しい。
客席はカウンター6席にテーブル3卓。先客・後客だけでなく、出前や持ち帰りも何度か注文が入っていた。まさに地元密着という感じだ。
メニューは麺類と丼物が中心。ラーメンやチャンポン、カレーや焼めしなどがある。全て持ち帰り可能らしい。注文したのは目玉焼そば(750円)とミニとり天(400円)。名物セットでまとめてみた。玉子と鶏肉、良く考えたら親子だな。
店は家族で切り盛りしているようで、調理から配膳・出前までを手分けして作業していた。暑い日だったが厨房はさらに暑そうだ。
ちなみに屋号はたぶん天領・日田から取っているのだろう。日田が幕府の直轄地=天領になったのは、九州一帯を統治する要衝として日田が最適だったからとか。この店もそちらのご出身かも知れない。と、そんなことを思ってる間に焼きそばが出来上がった。
こちらの焼きそばも日田系の両面焼きそばなのだが、麺は細麺を使っている。これまで食べた日田系の焼きそばでは一番細いかな。パリパリ、ホギホギ。もっちり感は無いが揚げ麺の長崎皿うどんにも通じる歯応えが小気味いい。
具は豚肉・モヤシ・ネギ。目玉焼きは2玉も乗ってきた。これは嬉しい誤算。旨味主体のソースで濃い目の味付けだが食べ飽きない。ボリュームたっぷり。なかなかヘビーだ。
目玉焼は黄身までしっかり焼いてある。個人的には半熟が好みなので、そこだけが少し残念。リクエストすれば半熟にしてくれたかも知れない。
ミニとり天は天ぷらというより唐揚げだ。というかミニどころじゃないボリューム感。サクサク、ジューシーで美味しい。量があるので途中で味変したくなった。酢がカウンターにあれば嬉しいのだが。
すっかり満腹になってお会計は1150円。せっかくなのでと看板メニューを両方頼んだが、単品やご飯セットでも十分満足できそうな量だった。コスパの良い庶民の味方という印象のお店。お腹を空かした焼きそば好きの方はぜひどうぞ。
店舗情報 | TEL:097-544-0010 住所:大分県大分市畑中7-6 営業時間:10:30~20:00 定休日:日・祝日 → ホームページ |
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主なメニュー | 焼そば 650円 目玉焼そば 750円 ミニとり天 400円 とり天ごはん 750円 ラーメン 500円 チャンポン 650円 焼めし 500円 カレー 500円 |
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