大豆生田商店

これまで何軒か紹介したが、栃木県南部には焼きそばにじゃがいもを入れる食文化がある。今回紹介する栃木市の大豆生田商店はその有名店のひとつ。ちなみに「大豆生田」は店主の姓で、こちらでは「おおまめうだ」と読む。

栃木バイパス沿い 大豆生田商店

訪れたのは昨年の10月下旬、土曜日の10時すぎのこと。バイク仲間兼釣り仲間の怪人Mさんの実家がこの店の近所で、川での雑魚釣りのついでに待ち合わせて寄ってみた。

大豆生田商店 店内の様子

県道309号栃木環状線、通称・栃木バイパスの外回り沿いに店舗はある。広い駐車場には大きな看板と幟が立っていてよく目立つ。バイクを停めて2人で入店。店主のおばちゃんが「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。店内は結構広くテーブルは3卓置かれている。開店直後で先客はなし。

大豆生田商店 メニュー

窓際のテーブルに着席してメニューを確認。焼きそばにはデフォルトでじゃがいもが入っている。さらにイカや増量などのオプションもあり。少し悩んで二人ともじゃがいも入り焼きそばの並盛(380円)と、いもフライ(80円)を1串ずつ注文した。

「いもフライは甘いソースと甘酸っぱいのとどっちにするかね?」
「じゃ、それぞれ一本ずつで」

いもフライ 1串 80円

いもフライはこの店のもうひとつの名物だ。蒸かしたじゃがいもを串に刺し、パン粉をまぶして揚げたもの。ここ栃木南部や私の出身地・静岡などで食べられているご当地B級グルメである。

店頭で売られていた地元ソース

話によると甘めのソースが「ミツハフルーツソース」、甘酸っぱいのが「蔵の町ソース」らしい。が、2人ともバカ舌なのか、正直あまり違いがわからん……。とりあえず「どっちもいもフライに合うね、旨いよね」という話で収めた。

じゃがいも入り焼きそば 並盛 380円

そして、じゃがいも入り焼きそばも登場。麺はごわっとした中細蒸し麺。某書によると須藤製麺所の二度ふかし麺とのこと。具はキャベツとたっぷりのじゃがいも。青のりがトッピングされ、わきに紅生姜が添えられている。

じゃがいもがたくさん入っております

味付けは甘酸っぱいソースでやや濃い目。これも某書によると県内メーカーのソース3種をブレンドしているとか。豚挽き肉から取ったスープなども調理時に加えているらしい。麺のコシとじゃがいものホクホクした食感とソースが絶妙にマッチしている。どうしても具のじゃがいもが注目されがちだが麺自体も美味しいのだ。

麺自体も美味しいのです

並盛でも結構なボリュームがあり、いもフライと合わせて空腹が十分満たされた。ただ妙に喉が渇く。じゃがいもが水分を全部持って行ってしまったのかな。評判だけあって満足度満点の焼きそばだった。

ちなみに栃木市と足利市がじゃがいもの入った焼きそばで町興しをしているが、ここ栃木市は「じゃがいも」入り焼きそば、足利市は「ポテト」入り焼きそばと、呼び方に微妙な違いがある。注文する際、その辺に注意してみるのも面白いかも知れない。

大豆生田商店

店舗情報TEL:0282-22-3796
住所:栃木県栃木市薗部町2-19-32
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日
主なメニューじゃがいも入り 焼きそば 並盛 380円 大盛 480円
いか・じゃがいも入り 焼きそば 並盛 430円 大盛 530円
じゃがいも増量 50円 キャベツ増量 50円
いもフライ 1串 80円