日の出
この夏に訪れた大分県&北九州周辺の焼きそばを特集してきましたけど、今週はその前に訪問した愛媛県の焼きそば系のご当地グルメを紹介いたします。
防予フェリーの港がある松山市三津浜の「三津浜焼き」。広島と同じ重ね焼きのお好み焼きで、以前「とみ」という店を紹介したが、今回松山を訪れたついでに前回行きそびれた人気店「日の出」を訪問してみた。
頃は7月下旬、平日の朝11時前。船溜まりから道路を隔てた反対側に青いフードの店舗がある。入って正面が大きな鉄板。それをL字で囲むようにカウンター席が7つほどある。早い時間帯のため先客はいなかったが、既に電話注文が入っているようで店主は何枚かを焼き始めていた。
メニューはお好み焼きや焼きそば・焼うどんなど。広島同様、中華麺(そば玉)やうどん玉を入れられるのだが、三津浜ではそれを「そば台付」「台付そば」と呼んでいる。薄く広げた小麦粉の生地が「台」に当たり、その台が付いたそばというわけだ。そばの方が主役っぽくて、個人的にはこの呼び方を気に入っている。
注文したのは「オススメ」に挙げられていたそば台付・肉玉油(700円)。小麦粉の生地を鉄板に丸く薄く広げる。これが台だ。広島に比べると生地がより薄いらしい。横で茹で麺をソースで炒め、その台に乗せる。さらにキャベツをどっさり。刻んだ竹輪、天カス、牛肉、脂を乗せ、その上から生地を垂らす。肉に牛肉を使うのも三津浜焼の特徴の一つ。
ひっくり返してじっくり焼き上げ、時々焼き加減をチェック。脇で目玉焼きを焼いて、それに乗せて折りたたみ。ソースを青海苔を掛けてできあがり!
麺は中細の中華麺。シコシコした食感で、鉄板に面した部分はパリパリに焼かれていて香ばしい。たっぷりのキャベツにもちっとした生地。存在感のある牛肉とアクセントとしての竹輪。さらに脂のほのかな甘味。これは美味しい。ボリュームも十分で、これ一枚で満腹になった。
事前に注文しといて焼きあがった頃に食べに来る常連さんもいた。そばではなくうどんを指定する人も多い。そっちも美味しそうだ。地元で人気なのも頷ける。そばが主役というだけでなく、味としてもレベルの高いお好み焼きだった。
店舗情報 | TEL:089-952-3676 住所:愛媛県松山市三杉町11-8 営業時間:11:00~19:30 定休日:水曜日 → ホームページ |
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主なメニュー | そば台付・うどん台付 500円 玉子 550円 肉 600円 肉玉 650円 肉玉油入り 700円 |
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