秀味園
焼きビーフン(炒米粉・焼米粉)と言えば、台湾でもとてもポピュラーな食べ物だ。特に新竹産のものが名物とされ、「新竹米粉」としてブランド化されている。
横浜中華街で台湾風の焼きビーフンを食べてみようと訪れたのは関帝廟通りの台湾料理店・秀味園。この店の一番人気はルーローハン(魯肉飯)だが、二番人気が焼きビーフンという。期待できそうだ。
訪れたのは3月上旬、平日の19時頃。以前紹介した三和楼の斜向かい辺りにあるドアを潜る。間口は狭いが奥に広い。客席はテーブルが10卓ほどあり、4割ほどの入りだった。
メニューは台湾料理が中心で、他にもおなじみの中華系メニューはだいたい揃っている。他の品に比べるとルーローハンの500円という価格設定が際立って安い。
実は訪問の2日ほど前にもこの店に来て、そのルーローハンを食べてみた。500円とは思えぬクォリティとボリュームで、大人気なのも納得の味だった。
この日注文したのは瓶ビール(600円)、台湾風煮込んだつまみ(1000円)、台湾風焼きビーフン(炒米麺・700円)。春節の時期だったためか、ビールが中華街オリジナルラベルだった。ちょっと嬉しい。
「台湾風煮込んだつまみ」は煮物の盛り合わせで、手羽先・昆布・豚耳・干し豆腐・玉子という品揃え。八角と辛味の効いたタレが掛かっており、その濃い味付けでビールが進む。特に干し豆腐が肉のような食感と味わいで自分の好みだった。
焼きビーフンは極細の米粉を使用。とはいえ前回紹介した福満園の福建風焼きビーフンよりは太い。台湾と福建の地域差というよりは、水粉・炊粉の違いかも知れない。
具は豚肉・キャベツ・モヤシ・ニンジン・ニラ・干し椎茸。味付けは薄っすら醤油風味で割と薄味。つまみをおかずにするとちょうどよい塩梅で食べ進められる。
ボリュームはやや軽めだった。単品で食事にするには少し物足りないかな。焼きそばはズルズル啜るが、ビーフンはモサモサとかモリモリというオノマトペを使いたくなるよね。
お会計は2484円。ルーローハンのコスパを知っていると少々高く感じてしまったが、多分ルーローハンの値段設定がかなり頑張っているせいだろう。気取らない中華街ランチなどでお奨めしたい店である。
店舗情報 | TEL:045-681-8017 住所:神奈川県横浜市中区山下町134 営業時間:10:30~15:00 10:30~22:00 定休日:無休 → ホームページ |
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主なメニュー | 台湾風焼きビーフン(炒米麺) 700円 ルーローハン(魯肉飯) 500円 台湾風汁ビーフン(台湾汁米麺) 500円 台湾風煮込んだつまみ 1000円 瓶ビール(中瓶) 600円 |
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