何洪記 香港國際機場店
9月のシルバーウィークを利用して、昨日から妻と香港に来ている。香港エクスプレスで空港へ到着したのは19:40。そこから入国手続きをして、荷物を受け取って、SIMや現金をあれこれして……
ようやく行動可能になったのは現地時間で21時近く。とりあえず2人ともお腹がペコペコなので、空港にある何洪記(ホー・ホン・ゲイ)へ向かった。 銅鑼湾(コーズウェイベイ)で1946年に創業したお粥と麺の老舗の支店で、「空港ならここ」と事前に目をつけておいたのだ。
店頭に順番待ちの人が何人かいるが、ここで食べなければ夕飯自体を食べそびれてしまいそうなので、そこに加わる。そのシステムが面白い。
人数ごとにA~Dまでグループ分けされていて、自分の人数を入力するとそのグループ内の番号が渡され、グループごとに順次呼ばれるのだ。自分たちは15分ほど待ってから番号を呼ばれた。
席へ案内されると、即座にお茶を出された。喉が乾いていたので嬉しい。なくなると、何回でも注いでくれる。あとで伝票を見たらタダではなく10HKDだったけど、割安に感じる。
ちなみに香港には食事前にお茶を使って食器を洗う習慣もあるが、いまはちゃんとした店なら衛生面では割りと大丈夫らしい。もしもの場合に食器を拭えるよう、ウェットティッシュを持ち歩くぐらいで良さそう。
さてメニュー。ありがたいことに、中国語・英語に加えて日本語表記もある。注文したのは正斗鮮蝦雲呑麵と豉油皇炒麵。それと翠綠郊外蠔油菜だ。
まず運ばれてきたのは翠綠郊外蠔油菜(湯で野菜のオイスターソースがけ、58HKD)。「油菜」(ヤウチョイ)と呼ばれる定番メニューだ。いろいろな野菜が使われるが、今日は芥蘭。ブロッコリーに似たアブラナ科の野菜だ。ほくほくした食味で美味しい。自分の旅は野菜不足になりがちなのでありがたい。
続いて正斗鮮蝦雲呑麵(蝦入りワンタン麺、67HKD)。ぱっと見は具無しに見えるが、剥きエビを極薄の皮で包んだ雲呑が、極細麺の下にゴロゴロ沈んでいた。
スープの味付けはごくあっさりだが、干しエビの香りが際立っていて、レンゲで啜るのがやめられなくなる美味しさだ。さすが老舗の看板メニュー、外さないなあ。
そして豉油皇炒麵(醤油味やきそば、108HKD)。香港では超ポピュラーな焼きそばだ。この店の名物というわけではないが、到着記念に注文してみた。これも雲呑麺と同じ程度の極細麺が使われている。広東で「幼麵」と呼ばれる麺だ。ちなみに太麺は「粗麵」と呼ぶ。
具はモヤシ、黄ニラ、細ネギ、玉ネギで肉は使われていない。上に白ごまが掛かっている。色は濃いめの茶色だが、味付けは意外と薄め寄り。ところどころ焼き目がついていて香ばしい。細麺の歯ごたえがめっちゃウメーン! 肉を使わない焼きそばは、もっと見直されるべきだな。
2人であれこれ食べ、サービス料込みで267.3HKD。日本円で5000円ちょい。円安がツラいけど、旅行中はなるべく気にしないようにしよう。さーて、現地でしか食べられない味を、いっぱい食べるぞー。
店舗情報 | 住所: 香港國際機場1號客運大樓第五層抵港大堂5T161號舖 営業時間: 7:00 - 23:00 定休日: なし → ホームページ |
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主なメニュー | 正斗鮮蝦雲呑麵(蝦入りワンタン麺) 67HKD 豉油皇炒麵(醤油味やきそば) 108HKD 翠綠郊外蠔油菜(湯で野菜のオイスターソースがけ) 58HKD |
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