らきいたろう
今回紹介するのは田端にある居酒屋、らきいたろうさん。メシコレを縁に知り合ったぼさのばさんが愛用する飲み屋さんだ。今年5月に初めてお邪魔させていただいたが、その日はハシゴ酒だったのであまり食べることができず。いつか再訪せねばと思っていた。
ようやく再訪を果たせたのは半年以上経った12月中旬のこと。近所まで行く用事のついでにフラーっと足を延ばしてみた。前回はぼさのばさんに連れられて来たが、今回は一人。席は空いていたが何となくカウンターの一番奥に腰かける。
この日は、たまたま休業日の前日ということで生ビールが半額の日だった。ラッキー♪ 店長のマコトさんも私の事を覚えていてくださった。ご無沙汰しちゃってすんません。
店長のご両親は山形県米沢市のご出身で、そのためメニューには玉コンニャクや晩菊・鯉甘煮など、米沢の郷土料理も載っている。この日は日替わりメニューに山形名物の芋煮もあった。米沢のある置賜地方は牛肉を使った醤油仕立てだ。里芋もコンニャクも出汁がよーく滲みていて美味しい。
ところで5月に私がうかがったのが縁で、こちらでも焼きそばを始めたらしい。それが日替わりメニューの筆頭に載っている、らきい焼きそば(680円)だ。もちろん注文。ビールもお代わり。店もだんだんと混んできた。
「調理しているとこ、撮らせてくださーい」とお願いしてパシャッとな。コナモン屋なら鉄板、中華屋なら中華鍋だろうが、こういうフライパンで作る焼きそばも乙なものだ。しばらくして焼きそばを盛り付けたお皿が運ばれてきた。
麺は中太の蒸し麺。谷中のよみせ通りにある大沢製麺所の焼きそば麺を使っているそうだ。具は豚肉とざく切りキャベツ。青海苔をトッピングして紅生姜を添えたオーソドックスなスタイルのソース焼きそばだ。
味付けはユニオンソースとのこと。中濃ソースにみりんなどをブレンドしているらしい。麺のもっちりした食感とユニオンソースならではの酸味に、ほどよい甘味も加わって酒にめっちゃ合う。シンプルな構成だけど味に深みがあって実にんまい。
オーストラリアから旅行中の青年がカウンターにやってきて、あれこれ会話。まだ焼きそばを食べたことがないとのことで一杯おごった。どうやら気に入ってくれたようで、お礼にTOKYO BLUESというクラフトビールをご馳走してくれた。エールビールだけあって、かなり苦みのある特徴的な味わいだ。こういうやり取りも楽しいなあ。
頃合いをみてお会計。料理も雰囲気も私好みの店だった。近所だったらもっとゆっくりできるんだけどなあ。この日はぼさのばさんと出くわさなかったけど、またご一緒させていただこうっと。
店舗情報 | TEL: 050-5785-4634 住所: 東京都北区田端2-7-26 営業時間: 16:00~25:00 定休日: 火曜 → ホームページ |
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主なメニュー | らきい焼きそば 680円 いも煮 880円/ハーフ 480円 玉コンニャク 3つ 100円 晩菊 340円 鯉甘煮 980円 生ビール 中500円 大900円 TOKYO BLUES 1000円 |
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