甘太郎商店
年始に訪れた千葉県銚子方面の焼きそば3連発。3軒目は銚子から少し西へ移動して旭市にある甘太郎商店というお店へ。食事もできる甘味処だ。前回のユノリリを出たあと、ウオッセ21や犬吠埼などを腹ごなしに観光し、夕方になってから訪問した。
甘太郎商店の店舗は旭中央病院のすぐ近くにある。周りは薬局だらけだった。ちなみにこの店の住所の地名は旭市「イ」。こちらの記事によると「千葉県の旭市や、八街市、香取市、匝瑳(そうさ)市などにはイロハ順で名付けられた、イロハ地名が点在している」らしい。へーーー。
店舗は飾り気のない外観で、客席はテーブル7卓ほど。1月初旬、土曜日の午後4時過ぎ。日が西に傾いた半端な時間で、ほかに客はなし。店もそろそろ暖簾を下げようという雰囲気だった。
ラーメン・そば・うどん・カレーライスと幅広いメニューがある中で、注文したのは甘太郎(100円)と焼きそば(350円)。この店の屋号にもなっている甘太郎というのは、大判焼きや今川焼と呼ばれるアレの地方名の一つだ。以前、京成津田沼前の「あま太郎焼」を紹介したが、千葉県内ではこの呼び方が一般的らしい。そしてそれがこの店の看板メニューなのだ。
甘太郎は黒あんと白あんがあり、黒を指定。焼き加減のせいか、あるいは材料の配合か、外側は普段見慣れている大判焼きよりも色が白い。厚みがあって、ふかふかの生地だ。割ってみると中の餡もアツアツで湯気が立ち上った。ほどよい甘さの粒あんがたっぷり使われている。
ふーちゃん、ユノリリとここまでソース味が続いたので、久しぶりの甘味にほっとする。ホール担当の女性が出してくれた、温かいお茶を啜りつつ、ペロリと平らげた。寒い中をバイクで一日走って冷え切った体が、芯から温まっていくのを感じる。
続いて焼きそば。麺は茹で麺っぽい中細麺。蒸し麺を湯通ししてるのか、ラーメンと同じ麺なのか。具はナルトとキャベツ。粉海苔が掛けられ、脇に紅生姜が添えてある。甘味処の焼きそばは、やはりこういうスタイルであってほしい。
味付けは酸味勝ちかつスパイシーなソースを使って、しっとりした仕上がり。ナルトがなかなかいい味を出している。結構ボリュームもあり。これで350円は安いなあ。って、銚子の3軒とも「安い安い」と言ってるな、オレ。
焼きそばもささっと平らげてお会計。焼きそばだけで3軒なら割と楽なのだが、どんどん焼きや甘太郎などコナモンのサイドメニューですっかり満腹になってしまった。温まった身体をなるべく冷やさぬよう、防寒装備に身を包んで東京への帰途に就いた。このエリアにはまだまだ廻りたい店が残っているので、また近いうちに来なきゃなあ。
店舗情報 | TEL: 0479-62-4363 住所: 千葉県旭市イ1410-4 営業時間: 9:30~18:00 定休日: 日曜日 |
---|---|
主なメニュー | 焼きそば 350円 甘太郎焼 100円 |
ディスカッション
コメント一覧
初めまして。なかなかレアな場所を知っていてまた、すごい行動力に脱帽です。
次に旭市に来た時は、甘太郎の近くに白虎と言うお店があるので、是非食べてみてください。
麺は太麺の縮れで、味は濃い目なんですが、美味しいです。
はやぶささん、コメントありがとうございます!
白虎知りませんでした。ブックマークしておきます!