ふーちゃん
今年1月上旬の土曜日に、日帰りで千葉県の銚子まで行ってた。今週はその折に回った3軒をご紹介しよう。
まず1軒目は銚子市本城町にある「ふーちゃん」という店。食事処を併設している駄菓子屋さんで、国道356号線の脇道を入ったところにある。開業は2014年だが、その前に銚子駅前で食堂をされていたそうだ。
時刻は12時半ごろのお昼時。YAMAHAの文字がうっすら見えるから、もともとはバイク屋でもあったのかな。先客は駄菓子目当ての小学生が2人ほど。食事スペースはテーブルが3卓と小上がりが2卓、カウンター席が数脚ある。
駄菓子屋で提供している食事というとコナモンがメインになるのだが、ここはかなり幅広い。焼きそば、もんじゃ、お好みはもちろん、ラーメンやおつまみ類も充実している。あとからやってきた近所の常連さんは、もんじゃやワンタンメンをたのんでいた。
そしてそしてこの店には、なんと希少種のコナモン、どんどん焼があるのだ。以前、同じく銚子にある宮内焼そば店の記事でも触れた1枚数十円の激安コナモンで、「全国イイ味ハマる味」のこの記事で実物も紹介されている。山形などでは割り箸に巻いたものが売られているが、見ての通りそれとは違う平たい品なのだ。むしろ盛岡の薄焼きの方が近い。
その後、宮内焼そば店が2014年ごろに閉店し、すでに絶滅したかと思っていた。しかし最近この店に存在することを知り、今回やってきたというわけだ。そんな前置きを踏まえつつ、焼きそば(450円)とどんどん焼き(70円)を注文した。
どんどん焼は紙経木で供された。小麦粉の生地をフライパンを使って大きく丸いぺらぺらのシート状に焼き上げてある。焼き面には天かすが塗してあり、表面にはソースと醤油が塗られている。素朴な和風クレープという味わいで、竹串で食べるというスタイルも面白い。これが70円かー。安いなー。
そして焼きそば。麺はストレートの細麺でシコシコした食感。茹でた麺を水で締めて炒めていた。宮内焼そば店は乾麺を使っていたが、ここももしかしたら……いや、あまり自信がない。
具はキャベツと豚肉。脇に紅生姜が添えてある。ボリュームは駄菓子屋にふさわしくほどほどの量。ソースは酸味が強めのタイプだ。茹で麺という点を除けば、このエリアらしいオーソドックスな焼きそばだった。
調理の合間に子供たちのお菓子の計算したりで大忙し。いろいろとお話を伺ってみたかったが、お昼時を避ければよかったなあ。お会計は520円。個人的に親しくしているラーメンマニアの山本剛志さんやらんちばさんなど、実はラーメン目的の方々も訪れているらしいので、興味のある方はそちらもぜひチェックを。
店舗情報 | TEL: 0479-24-1211 住所: 千葉県銚子市本城町4-415-7 営業時間: 11:00~18:00 定休日: 不定休 |
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主なメニュー | 焼きそば 450円 どんどん焼き 70円 |
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