あづま商店

2014年3月22日

JR横浜線・大口駅の近くにあづま商店という焼きそば専門店がある。屋号から古い店かと推測したが、2010年の9月にオープンしたそうだ。神奈川県内の貴重な焼きそば専門店、いったいどんなお店だろうか。

横浜市大口駅近く あづま商店

3月のとある日曜日。大口駅から子安方向に100m歩くと、交差点の向こうに「あづま商店」の暖簾を発見。店内へ入ると左手の厨房から美人のお姉さんが「いらっしゃいませー」と明るく迎えてくれた。このお姉さんが店主らしい。鉄板台で真剣に焼きそばを炒めている。

客席は厨房に面したカウンターが5席と右手にテーブルが2卓。最近開業した店ということもあるが、清潔感に溢れた明るい店だ。午後3時という中途半端な時間だが先客が数人いた。コミック本が沢山置かれ、一人客はその一冊を読みながら焼きそばを食べている。とりあえず鉄板の真正面のカウンターに腰掛けた。

あづま商店メニュー

メニューは勿論焼きそばが中心で、裏にはお好み焼きやアルコール類も記されていた。ただし、お好み焼きは混雑時には不可の場合もあるようだ。ビールの中瓶が400円ってのはかなり安いが、食べ歩きなので控えておこう。

「お決まりですか?」
「豚焼きそばの並(600円)と目玉焼き(50円)ください」
「はい!」

お冷やを汲んで自分も『賭博覇王伝 零』を読みふける。待つ間、持ち帰りを注文する客もやって来たり、割と流行っているようだ。そして待つこと10分ほど。

「豚肉並の目玉焼き、お待たせしました!」

豚焼きそば 並 600円+目玉焼き 50円

麺はかなり太めのストレート麺。具は豚肉にキャベツ、モヤシ、それから竹輪。焼きそばの具で竹輪は珍しい。京都のおやじ(そのうち紹介)以来だ。目玉焼きは半熟で、ソースと青海苔が掛けられ、脇に紅生姜が添えられている。

まず一口。麺は茹でてから水で締めてあるのだろうか、腰があってツルツル・シコシコとした食感だ。味付けは関東では珍しい甘口ソースを使っている。ルーツは関西方面だろうか、これは美味い。ボリュームも十分で他の客が注文していたメガ盛りもかなりのものだった。超メガ盛りが気になる。

先客の二人組みが会計の際に「職場の人に薦められて来たんです」と店主に話していた。どうやら口コミで評判が広がっているようだ。明るい店主と店舗、手頃で美味しい焼きそば。この地の味として定着するといいなあ。

あづま商店

店舗情報TEL:045-717-5577
住所:神奈川県横浜市神奈川区大口通130-10
定休日:木曜日・不定休
営業時間:11:00~麺切れにて終了
主なメニュー豚焼きそば、いか焼きそば
小盛500円 並盛600円
メガ盛1000円 超メガ盛1300円

ミックス焼きそば
小盛600円 並盛700円
メガ盛1200円 超メガ盛1500円

目玉焼き 50円
めしセット(ご飯・味噌汁) 200円