巨牛荘 石原本店
巨牛荘の石原本店を訪れたのはいまから8か月も前、昨年7月のことだ。だいぶ時間が経って今さらという気もするが、お蔵出し的にサクサクッと紹介しよう。
六本木や半蔵門にも店舗がある巨牛荘は、1977年(昭和52年)創業の人気焼肉店。石原本店の最寄駅は両国駅や蔵前駅だが、どちらからも徒歩で10分くらい掛かる。
この日は4人で予約し、小上がりへと案内された。まずはビールで乾杯。後から次々と客が来たが、予約のないグループは何組も断われていた。人気ぶりが伺える。
名物のプルコギやケジャンを始め、メニューには焼肉屋の定番が並んでいる。この日はアラカルトでいろいろ頼んだ。
こちらは巨牛荘名物のひとつ、ケジャン(2700円)。ワタリガニの韓国風醤油漬けだ。4つ割りにされたカニを加え、断面からチューチュー吸う。クリーミーで味付けは控えめ。良い前菜だ。
こちらも名物、元祖を謳う納豆ユッケ(1080円)。肉は生食用の馬肉を使用しているとのこと。卵黄・納豆とよく混ぜていただいた。相性バッチリ。蛋白質の三重奏だ。
キムチ盛り合わせ(920円)も外せない。良く漬かっていて箸休めというよりはツマミとして美味しい。
焼肉はハラミ(1250円)とタン塩(1400円)。コンロに網を敷き、イイ感じで焼きあがったところを頬張る。こりゃ美味い。特にハラミが柔らかくて幾らでも食べられそう。処理が上手なんだろうなあ。
そしてメインディッシュのプルコギ(一人前・1500円)だ。最初に3人前、追加で2人前、計5人前をいただいた。鍋はジンギスカンで使うドーム型の鉄鍋だ。
プルコギは店員さんが焼いてくれる。焼きあがったプルコギはサンチュに乗せ、キムチを添えて巻いて頬張る。柔らかで美味い。甘辛のタレが後を引く。
〆にうどん(1玉・330円)を2玉注文。この焼きうどんが巨牛荘の真の一番人気らしい。焼いてくれた店員さんによると「プルコギよりもうどんが出ます」とのこと。
うどんは鍋の周囲に溜まった肉汁とタレをしみこませながら、じっくり焼いてくれる。やがて出来上がった焼きうどん。熱々でゴマの風味が香ばしい。コシの無いモチモチ麺が実にうまい。この日はやらなかったがケジャンのタレやキムチを加えても美味しいそうだ。
ジンギスカン風の焼肉の仕上げに焼きうどんを作るのは全国にある。例えば秋田県小坂町のホルモン幸楽や、京都府舞鶴市の八島丹山。先日紹介したホルモン千葉もそう。焼肉のこういう締め方は、肉の旨味を余すところなく味わえるのが嬉しい。
2時間ほどの滞在でお会計は一人6000円ちょっと。あー、美味しかった。ちなみに2軒目には私の案内で、すぐ近所にあるペーパームーンへと梯子して、ハワイ風焼きそばなどをいただいた。こちらも好評で満足満足。
店舗情報 | TEL: 03-3622-6990 住所: 東京都墨田区石原2-12-6 営業時間: 18:00~23:00 定休日: 月曜 → ホームページ |
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主なメニュー | プルコギ(一人前) 1500円 プルコギ用うどん 330円 ケジャン 2700円 納豆ユッケ 1080円 キムチ盛合せ 920円 |
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