もじよ
「もじよ」は私の最寄駅、野方にある居酒屋だ。長崎出身のマスターが見繕った地元の名物を手頃な値段で提供していて、本場の長崎ちゃんぽん・長崎皿うどんも勿論メニューにある。2年半ほど前にオープンして以来、日常的に利用させて貰っているお気に入りの店だ。
この日、都立家政のやきとん弐ノ十でバイク仲間兼呑み仲間のサトウさんと偶々一緒になった。もう一軒行きましょうかってことで連れだっての梯子酒。西武新宿線で一駅移動して北原商店街を北へと歩く。新青梅街道を渡って右手にあるのがもじよだ。
店内はカウンターが6脚ほどにテーブルが3卓、小上がりが1席。この店舗は長年蕎麦屋だったためオープン当初はその雰囲気が濃い造りのままだった。しかしその後何度かの改装を経、特にカウンターが設えられてからはすっかり飲み屋の風情である。
マスターに挨拶して空いていたカウンターにサトウさんと並んで腰掛け、まずは緑茶割り(350円)で乾杯。お通しはきんぴらごぼう。肴は人気のアボカド刻みワサビ(380円)を注文。それからサトウさんは初来店てことで、名物の清水かまぼこ3種盛(480円)と雲仙ハムの串焼き(一本250円)をいただいた。
清水かまぼこはマスターの旧友の実家で作られた揚げかまぼこだそうだ。揚げたて熱々のやつを生姜醤油でいただく。雲仙ハムは島原半島で普及してるポークウインナーで、スライスして串に刺し炙ったもの。こちらも酒に合う。
酒をもう2・3杯ずつお代わりした後で〆に長崎皿うどん(680円)を注文。もじよは食事メニューも充実しているのが嬉しい。長崎ちゃんぽんや皿うどんのほか、ラーメンやスパゲティ、炒飯もあり、食事目当てのお客さんもいるようだ。
ここの皿うどんは極細のパリパリ揚げ麺を使っている。餡は粘度緩めで、具はキャベツ、モヤシ、人参、豚肉、カマボコに、殻つきのアサリと大ぶりのエビが一尾入っていた。エビだけでなかなか豪勢な外観になる。
長崎ではちゃんぽん・皿うどんは家庭でも作る常食らしいが、もじよのそれもどことなく家庭的な味わいだ。特別ではないが食べ飽きず、それでいて時々無性に食べたくなる。小皿に取り分けソースを掛けて食べるところまで、いかにも長崎らしい。
結局この日のお会計は二人で四~五千円だったろうか、酔ってしまったので良く覚えてない。やはり徒歩圏内は気楽で良いなあ。また来ようっと。
店舗情報 | TEL:03-5364-9254 住所:東京都中野区丸山2-3-3 営業時間:17:00~翌2:00 定休日:無休 → ホームページ |
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主なメニュー | 長崎ちゃんぽん 680円 長崎皿うどん 680円 アボガド刻みわさび 380円 清水かまぼこ3種盛 480円 雲仙ハムの串焼き 一本250円 生ビール ジョッキ 480円 瓶ビール(サッポロ/アサヒ) 500円 ホッピー(白/黒) 500円 焼酎(グラス) 450~480円 サワー・酎ハイ 各種350円~ |
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