悠悠
いち福を訪れたその足でもう一軒、ひるぜん焼そばの梯子に赴いたのは悠悠(ゆうゆう)というお店。いち福からほんの数百mほど離れた国道沿いに位置する食堂だ。
時刻は11:30くらい。客席はカウンター5席にテーブルが併せて16人分ほどあり、先客が3人いた。さらに奥には座敷席もあるらしく、後から来た6人連れの客が案内されていた。とりあえず空いていたカウンターに着席。
メニューだが、ここでは「ひるぜんの焼きそば」と記載されている。「の」が少し気になるがスルーしておこう。御飯・味噌汁がセットになった定食もあって、先客はそれを注文していた。私も定食に興味が沸いたが、食べ歩きなのでひるぜんの焼きそばの単品(580円)を注文。
調理は若めで長身の男性がやってる。彼が店主だろうか、小手を駆使して鉄板で炒めていた。他に女性スタッフが二人。家族かも知れないが余り会話が無いので良く判らぬ。お冷をいただいて待つこと数分。お待たせしました、と焼きそば登場。
麺はやや扁平気味でしなやかな太麺。具はキャベツにピーマン、玉ねぎとかしわ肉。この店では若鶏を使っているらしく、柔らかくてジューシーだ。野菜はどれも大ぶりに刻まれていてシャキシャキ感が残っている。タレはやはり味噌ベースなのだが、なにやら変わった風味を感じる。ニンニクだろうか、しかし美味しいことは間違いない。確かに定食が合いそうな味だ。
「焼きそばに一味を振りかけて」という貼り紙もあったので試してみる。ふむ、確かにこれもいける。「いちみ」で「ひとあじ」変わるというわけか。正午が近づくに連れ、客も段々増えてきた。ひるぜん焼そばの人気ぶりが垣間見える。混雑する前に食べ終えてお会計。
B1グランプリには功罪両面があると個人的には思っているが、こうして昔ながらの味が地域活性化に繋がっていることは素直に喜ばしいと思う。焼きそばだけでなく、蒜山高原そのものも魅力的なエリアなので、興味のある方はぜひ一度訪れてみて欲しい。
太麺の焼きそば特集は今回で終わりです。「言われてみれば太いかも」という麺から「うどんだろ、これ」という極太麺まで様々ですね。興味を持たれた品がありましたらぜひ食べてみてくださいませ。
さて、次回からは大衆酒場の焼きそばを特集します。居酒屋で出てくる何の変哲もないソース焼きそばって妙に美味しいんですよねー。
店舗情報 | TEL:0867-66-2642 住所:岡山県真庭市蒜山下福田438-12 営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜日 |
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主なメニュー | ひるぜんの焼きそば 580円 ひるぜんの焼きそば定食 750円 悠悠のスッキリ焼きそばセット(コーラ+焼きそば) 720円 |
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