かどや 萩原本店
今年の7月末から8月に掛けて大分県や北九州を(あと愛媛も少し)食べ歩いて来ました。今週からその時に食べた大分県&北九州周辺の焼きそばをご紹介いたします。まずは大分市から!
大分に「かどや」という焼きそば専門店がある。今回紹介する萩原本店のほか、岩田町や別府市の南須賀・上人・鶴見町などにも系列店があり。日田系の焼きそばが大勢を占める大分において、とても貴重な存在だ。
かどや萩原本店を訪れたのは7月末、平日の11時半頃のこと。国道197号から一本外れた静かな場所に店舗があった。1階は駐車スペース、2階が店舗という造りだ。「鉄板焼きそば専門店」の看板が力強い。
階段を上がって店内へ。客席はカウンター6席にテーブルが5卓ほど。既に半分くらい埋まっていて、カウンターに面した二枚の鉄板で焼きそばが湯気を立てていた。
メニューには焼きそばだけでなく焼うどん、そば・うどんもあるが、客は全員焼きそばを食べていた。トッピングは玉子・ハム・肉の三種があり、A(肉ハム玉子)やB(肉玉子)などの組み合わせもある。それらトッピングとサイズを選び、「肉小」や「A中」と告げるのがここの注文方法だ。
「お決まりですか?」
「並小をください」
食べ歩きということもあり、まずは基本形を抑えてみた。セルフサービスのお冷を飲みつつ調理手順を観察する。
まず油を引いて肉を置き、揚げ玉・キャベツ・もやしを周りに配置。黒ゴマをパラリを掛け、茹で上げた麺を乗せる。
しばらく待ってから2種類のソースで味付けし、混ぜ炒めて丸く整える。玉子入りなら窪みを作って玉子を落とす。最後に青海苔をたっぷり掛けてできあがり。
麺は中太でモチモチした食感。小でもなかなかのボリューム。ソースは酸味勝ち。割と薄めの味付けで、「好みでソースを後がけしてください」とのこと。黒ゴマと青海苔の香りも主張していて風味豊かな焼きそばだ。
肉は脂身の多いバラ肉スライス。カリカリに焦げてるのが香ばしく良いアクセントになっている。肉入りだともっと立派な肉が入っているのかも知れないが、この薄い肉が自分の好みにピッタリだった
日田とは違って麺の両面焼きなどは意識してないようだが、鉄板から直接だと食べているうちに下の方がパリパリになる。その食感もまた良い。
ペロリと平らげてお会計は550円。いやー美味しかった! 正午を過ぎて客が続々とやってきた。大分と別府にまたがる地元密着型の焼きそば専門店。来て良かった。
最後にmixiやTwitterのかどやファンの投稿を元に、本店の創業からの流れを簡単にまとめてみた。直接店の人に訊いた訳ではないので参考程度にどうぞ。
・1972年ごろ 永興にて創業
・1995年ごろ 中判田に移転して大南本店に
・その後、大南本店のご主人が他界、親族の津留店が本店に
・2010年 津留から萩原へ移転、萩原本店として今に至る
店舗情報 | TEL:097-551-1277 住所:大分県大分市萩原1-9-31 営業時間:11:00~14:30 17:30~20:45(日祝 11:00~20:00) 定休日:月曜日・第3火曜日 |
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主なメニュー | 焼きそば 並 小550円 中650円 大650円 玉子 小600円 中700円 大800円 ハム 小650円 中750円 大850円 肉 小700円 中800円 大900円 B(肉玉子) 小750円 中850円 大950円 肉ハム 小800円 中900円 大1000円 A(肉ハム玉子) 小950円 中1050円 大1150円 特(肉ハム玉子) 小1600円 中1700円 大1800円 |
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