千日前やきそば

2016年9月21日

またまた焼きそば専門店オープン! 今度は六本木です! 当ブログは月水金の更新と決めてますけど、大阪特集の途中でもあり、敢えて号外的に臨時更新してみましたー。


いつものようにネットであれこれ焼きそばの情報を検索していると、なんと六本木に新しく焼きそば専門店ができたという情報をみつけた。屋号は千日前やきそば。名前の通り大阪風の焼きそばが売りで、9月10日にオープンしたばかりとのこと。矢も楯もたまらず、急きょ訪問してみた。

9/10オープン! 六本木 千日前やきそば

訪れたのは9/16、金曜の正午前。後述するが今のところ夕方には麺切れしてしまうそうなので、もし行くなら早い時間帯が良いだろう。場所は六本木ミッドタウンの斜向かいの裏路地。「必至で営業中」と染め抜かれた派手な幟が並んでいて、前を通って見逃す、なんてことはなさそうだ。

千日前やきそば 券売機メニュー

こちらの店は食券制。入った左手に券売機がある。メニューは屋号を冠した千日前やきそば、おじやセットや卵かけご飯=TKGなど。アルコール類は発泡酒や缶酎ハイなど300円均一。「シャンパン各種 15000円」というのもあった。六本木らしい遊び心だなー。そういえば都立家政の高田光幸というラーメン屋でも、ドンペリ(白・3万円、ピンク・5万円)を売っていたっけ。

千日前やきそば 店内の様子

とりあえず初訪問なので看板メニューの千日前やきそば(850円)をポチッとな。客席はカウンターのみで背中合わせに2列あり。キャパは10人程度で先客2人。壁には通天閣や食い倒れ人形が描かれていて、店内はいかにも大阪らしい華やかさだ。

かなり研究された調理手順という印象

厨房に近い席に腰掛けたので、調理の様子をチラチラ覗き見してしまった。まず鉄板にスパイスをまぶしてキャベツと揚げ玉を炒める。脇で豚バラ肉を焼く。茹で上げた麺を手前のスペースに広げ、しばし待つ。頃合いをみてソースで味付けしながら麺とキャベツと混ぜ炒め、器に盛り付けて出来上がり。

千日前やきそば 850円

麺はその場で茹で上げた太麺を使用。ところどころにきっちり焼き目も付けられている。店内メニューの裏面の説明によると、大阪の太陽製麺所で作られた特注麺とのこと。具はキャベツと揚げ玉。さらに食べ応えのある豚バラ肉と小口切りの青ネギをトッピング。脇には刻んだ紅生姜を添えてある。

大阪・太陽製麺所の特注麺を使用

ソースは甘口がベースだが、かなりスパイシー。どろソースやスパイスを独自にブレンドしているそうだ。シコシコもちもちした麺のリッチな食感といい、スパイスや揚げ玉の風味といい、あちこちにこだわりを感じる。焼きそば単体でも十二分に美味しい。しかし、ここの焼きそばはそれだけでは終わらない。

生玉子をつけると本領発揮!

実はこの千日前やきそばは生玉子をつけていただくスタイルが最大の特徴だ。使っている卵は大阪のオレンジエッグというブランド品。溶き玉子をくぐらせた麺は味わいがマイルドになって、コクも増す。なめらかな喉越しも楽しい。

「梅田の美舟さんや鶴橋のあじくらやさんぽい食べ方ですねー」と水を向けたら、「あじくらやさんご存知なんですか!」とお店の方が驚いてらっしゃった。お店の方の話によると、あじくらやさんは昔っからの馴染みのお店なんだそうだ。なるほど、玉子につけるスタイルはその辺りから来てるのね。先月食べたばかりの大阪風玉子付け焼きそばが、その翌月に東京の六本木で食べられるようになるなんて、これがシンクロニシティってやつだろうか。

おじやセットも美味しそう……

食べ方の説明など、店員さんの接客も丁寧で好印象だった。いまは麺の数が限られているため夕方5時くらいには売り切れてしまうが、そのうち夜も営業したいとのこと。「達人のススメ」というビラに書かれていたおじやセットの説明文が実に美味しそうだったので、次回はこっちにしてみよう。

六本木はソース焼きそばから縁遠い場所だったが、こうして専門店ができたなんて感慨深い。それにしても焼きそば専門店の新店ラッシュ、いつまで続くのだろう。どの店も研究熱心でハイクォリティ。新しい時代の流れが着実に来ているなー。

【※2016.9.21追記】おじやセットを食べて来た。玉子を半分ほど残すようにして、焼きそばをあらかた食べ終わってからお店の方に声を掛けるとご飯をくれる。玉子と一緒に御飯の上に焼きそばの残った具を乗せ、お店の人が熱々の出汁を掛けてくれておじやのできあがり。

おじやセット

出汁とソースの風味が味わい深い。〆にちょうどよい、滋味あふれる一杯だ。焼きそばを食べていると汁物が欲しくなるが、その願いを意外な形で叶えてくれた。

おじやセット 1000円

ついでに焼きそばの調理方法で私が事実誤認をしている点も教えていただいたので、この文章も少し手直し。昼間、六本木に行くことはなかなかないけど、ぜひまた寄らせていただこうっと。

千日前やきそば