Malaysian Pepper
年末年始の特別企画ってことで、ここ数年の間に海外で食べた焼きそばを今回から3週間に渡ってご紹介しまーす。焼きそば名店探訪録もついに日本を飛び出しましたよ。
まずはいきなり南半球、ニュージーランドから!
2013年の3月上旬、仕事でニュージーランドのオークランド(Auckland)へ行く機会があった。オークランドは首都ウェリントンよりも発展しているニュージーランドで最大の都市である。と言っても、東京に比べれば規模は全く小さいけど。
そのオークランドには1週間ほど滞在した。実はこれが自分の初海外。滞在中にそりゃまあ色々と食べたのだが、とある店で焼きそば系の品も食べたので紹介しておこう。
紹介するのはマレーシア料理のファストフード店、Malaysian Pepper。オークランドの市街地にあるショッピングモール・Downtown Shopping CentreのLevel1(2F)、飲食店が集まったありきたりなフードコートにあった。ニュージーランドにはマレーシアからの移民も割りと多いらしい。
フードコートなので特別美味しいわけではないだろう。が、現地の人が日常的に食べている店が好きな自分にとってはむしろ好ましい。時間限定らしい"Afternoon Special"というセットがあり、"Rice/Noodles+1choice"=主食+おかず1品が1プレートでいただける。6.90NZD(当時のレートで約531円)と値段も手頃だ。
自分はマレーシア風の野菜焼きそば(Vege Mee Goreng / ベジ・ミーゴレン)と牛肉カレー煮(Rendang / レンダン)を指定した。
ミーゴレン(Mee Goreng)の麺は中細の中華麺、具はキャベツなど野菜のみ。ケチャップマニス(Kecap Manis)と呼ばれる醤油の一種を使った甘辛の味付けで、見た目も味も日本のソース焼きそばに似ている。
レンダン(ルンダンとも呼ばれる)は現地マレーシアでは煮物という扱いらしいが日本人からするとこれはビーフカレー。かなりスパイシーでニンニクスライスもたっぷり入っていた。
全体としては焼きそばにカレーをぶっ掛けたカレー焼きそばそのものである。まさかニュージーランドでカレー焼きそばに出会うだなんて。遠い異国の地で顔見知りに出くわしたかのようで嬉しくなった。
同行者が注文した野菜カレー+ミーゴレンはややマイルドな辛さ。もう一人が注文したシーフードヌードルはスープのココナッツミルクが利きすぎて甘かった。どんな味なのか、実際に口にするまで分からないのが海外の食事の面白い点だ。失敗も多いけど。
この他にもきしめん的な幅広麺=粿條・河粉を炒めたチャー・クェイ・テォ(Char Kwey Thew)、極細の米粉麺を野菜や玉子と炒めたシンガポール風焼ビーフン(Singapure Noodles)などもあり。ご飯系はナシゴレンやピラフがあった。写真は撮っていないが、その中のシーフード・チャー・クェイ・テォも後日食べてみた。注文してから炒めてくれ、出来立てホヤホヤ。魚介たっぷりでボリュームもあって11.90NZD(約916円)。フードコートで食べる品にしては少し高めだが、その分美味しかった。
ニュージーランドはイギリスの植民地だったので基本的にはヨーロッパ系の飲食店が多い。しかしアジアからの移民も多いため、エスニック料理も普及している。ハンバーガーと並んで東南アジアや中南米、そしてスシなどが売られているフードコートだと、さらにそれが良く分かった。
もちろん中華料理店もあり。とある店で「水餃撈麺」「猪手撈麺」の日本語表記が「水餃子のせ焼きそば」「豚足のせ焼きそば」だったのが気になった。食べず終いだったのが惜しまれる。次に行く機会、あるのかなぁ……
店舗情報 | 住所: Downtown Shopping Centre, Level 1, 11-19 Customs Street West, Auckland CBD, Auckland 1010, New Zealand TEL: +64-9-3681234 営業時間: 10:00~18:00 (日:10:00~17:00) 定休日: 無休 → ホームページ |
---|---|
主なメニュー | Afternoon Special(Rice/Noodles+1choice) 6.90NZD See Food Char Kwey Thew 11.90NZD |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません