焼きそばA(エース)
今年の2月22日、焼きそばA(エース)という焼きそば専門店が、名古屋にオープンした。3月に名古屋へ行く用事がちょうどあったので、どんなお店なのかを確認がてら、訪問してみた。
焼きそばAを訪れたのは3月中旬、土曜の夜、19時半くらい。桜通線野並駅の2番出口から地上に出て、歩いてすぐに「焼きそばA」の看板が目にとまった。
客席は厨房に面したカウンター数席と、テーブルがいくつか。店内は明るく、空間に余裕がある。男性一人の先客がいて、焼きそば定食を食べていた。
鉄板前のカウンター席に腰掛けてメニューを確認。焼きそばはソース味と塩味がある。公式SNSによると、塩はつい先日発売開始されたそうだ。
とりあえず定番を、ということでソース焼きそば(750円)を注文した。ついでにアサヒスーパードライのジョッキ缶(500円)もいっとくか。
スタッフは調理担当の店長さんと、ホール担当の女性の2人体制。それとは別にオーナーもいて、たまにホールに立つらしい。目の前の鉄板での調理の様子を眺めつつ、ビールを飲む。
熱した鉄板でキャベツ、豚肉、ウインナーを焼く。水でほぐした麺を投入し、味付けしつつ混ぜ炒め。別途、熱しておいたステーキプレートに焼きそばを盛り付け、卵液を周囲にぐるりと注いで出来上がりだ。
麺は細麺。低カロリーなコンニャク麺も選べるらしい。具はキャベツと豚肉、タコさんウインナー。焼きそばの周りを玉子で囲っているのが、いかにも名古屋らしい。紅生姜・青のり・鰹節は、卓上に置かれたのを自分でトッピングした。
頬張ってみると、もっちりシコシコで美味しい麺だ。どこにも謳ってはいないが、碧南市にある大磯屋の熟成麺を使っているのが、見て取れた。大磯屋の麺の美味しさが認知されつつあるなあ。
味付けのソースは濃すぎず、薄すぎず、ちょうどよい塩梅。定食にする場合は、少しソースを掛ける方が合うかもしれない。ところどころプレートで焦げた部分や、玉子と絡まっている部分があり、面白いアクセントになっている。最後はマヨネーズを足して味変し、あっという間に食べてしまった。めっちゃウメーン!
食べてる最中、あとから入ってきたお客さんが、塩焼きそばを注文していた。ソース焼きそばと同程度の量なら、もう一杯いけるなーと判断して追加注文してみた。連食は普段やらなのだが、この日の食べ歩きはこの店が最後だったし、なかなか来られる機会がないからね。
塩焼きそばはソースと味が混ざらないよう、鉄板ではなくフライパンを使って調理する。器も、焼きそばが焦げないようにステーキプレートではなく陶器の深皿での提供だ。
使っている麺と豚肉、キャベツはさっきと同じだが、青じそ風味の塩味で、シラスが混ざっている。店主さんは洋食系の出身で、パスタをイメージして作ったとのこと。さっぱりした味わいで、スルスルと胃の中に収まっていく。こちらもめっちゃウメーン!
塩を待っている間に、運良くオーナーさんが現れて、ご挨拶することができた。ツイッターで事前に訪問することをお伝えしていたので、お会いできて嬉しい。本業は別にあるのだが、焼きそば屋をやるのが夢だったそう。
お会計はちょうど2000円。レジ脇のクッピーラムネは、カクダイ製菓さんと人脈があって置いているそう。一ついただいて、宿で味わった。懐かしいなあ。
名古屋は外食の価格帯が安いので、焼きそば専門店は苦戦しがちなのだけど、ぜひとも頑張ってほしい。微力ながら応援しております。
店舗情報 | 住所: 愛知県名古屋市天白区野並3-225-1 営業時間: 11:00~15:00, 17:00~21:00 定休日: 水曜日 → ホームページ |
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主なメニュー | ソース焼きそば 750円 塩焼きそば 750円 |
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