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四五六菜館 本館

横浜中華街の老舗上海料理店、2軒目は四五六菜館をご紹介。創業は1961年(昭和36年)で、初代は蒋介石の料理人の愛弟子だったらしい。

横浜中華街 四五六菜館 本館

店名の読み方は「しごろくさいかん」。日本に渡る前中国で働いていた「四五六飯店」から暖簾分けして、この屋号になったそうだ。

賑やかな市場通りの様子

訪れたのは3月上旬、平日のお昼前。新館・別館・土産館とあるが、本館は狭くて賑やかな市場通り沿いにある。間口が狭いので意識して探さないと素通りしてしまいそうだ。

入店すると右手にレジがあり、左手には2階へ登る階段がある。レジの後ろの壁には巨大な鳳凰のモザイク画が描かれていた。なかなかの迫力である。

鳳凰のモザイク画がとても立派

正面は通路になっていてその左右にテーブルが並ぶ。ずっと奥へ進むと正面は隔てられて厨房があり。その手前を右に折れるとさらに広い客席スペースになっている。意外なキャパの大きさだ。まだ空いていたが、その奥の席へと案内された。

四五六菜館 焼きそばメニュー

さて、メニュー。自分は当然、上海焼きそば(900円)を単品で注文。周りの客はお得なランチセットが多い。ちなみにこの店の名物は「上海料理人が作る麻婆豆腐」として考案した孫麻婆豆腐だそうだ。残念ながら今回はパス。

温かい中国茶が美味しい

ステンレスのポットで出された中国茶を飲みつつ待つこと5分余りで配膳された。一風変わった四角形の白い皿に焼きそばがこんもりと盛られている。

上海焼きそば 900円

麺は細麺。蒸し麺なのだろう、もそっごわっとした歯ごたえあり。具はモヤシ・キャベツ・玉葱・ニンジン・ニラ・木耳・チャーシュー・エビ・イカ・貝柱。野菜たっぷり、魚介たっぷり、なかなか豪華な構成だ。

プリっとしたエビが嬉しい

ちなみに配膳時にはエビが麺に埋もれていたので、わざわざ発掘して写真を撮り直した。飾り包丁や油通しには気を配っているのに、盛り付けは適当な感じ。勿体ないので、そこは本場に倣わなくても良いと思う。

味付けは醤油とオイスターソース系

味付けは醤油とオイスターソースがベースで旨味たっぷり。やや油っこいが、麺も具も良い塩梅でかなり美味しい。ボリュームも充分でコスパも文句なし。満足満足。

本場・上海の焼きそばでは無いし、料理人も「上海焼きそば」として出すことを躊躇するかも知れないが、個人的にはおすすめしたい焼きそばだった。いつか孫麻婆豆腐も食べてみたいなあ。

四五六菜館 本館

店舗情報TEL:0120-787-456
住所:神奈川県横浜市中区山下町190
営業時間:11:30~22:00
(土・祝前 11:00~23:00, 日・祝 11:00~22:00)
定休日:無休
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主なメニュー上海焼きそば 900円