依田食堂

今回紹介するのは山梨県南アルプス市にある依田食堂。こちらのサイトによると創業60年を超える老舗食堂で、焼きそばが「人気No.1」とされている。これは食べておかねばなるまい。

南アルプス市 依田食堂

訪れたのは2014年11月。土曜日の11時半過ぎ。店舗は県立巨摩高校の裏手にあり、隣が広い駐車場になっている。鄙びた外観で、いかにも昔ながらの食堂という趣だ。

依田食堂 店内の様子

テーブル4卓、座敷席が3卓。座敷には戸棚や卓袱台などが置かれていて、一般家庭のような雰囲気だ。こういう店は自分好みである。先客は4組ほどいて、自分はあとから来た客と相席になった。

依田食堂 メニュー

メニューは丼物、麺類、定食など。写真がピンボケだが、カツ丼の隣に煮カツ丼がある。そう、山梨のカツ丼は煮てないなのだ。元祖とされる甲府の奥村本店で食べたのは約10年前……いや、その話は置いておこう。

テーブルの品々を撮ったけどまたピンボケ

お冷とお絞りを受け取るついでに焼きそば(700円)を注文。先客は定食や丼物を食べて入る人が多い。見ると定食のご飯が丼ぶり飯で、かなりの量だ。山梨の食堂は基本的に盛りが良い気がする。

焼きそば 700円

15分ほど掛かって焼きそばが配膳された。少し深くなっている皿に焼きそばが盛られ、スープの入った椀が添えられている。さてさて、いただきます。

全体的に赤い

麺は縮れた平打の太茹で麺。具は豚肉、キャベツ、人参。トッピングに紅生姜。老舗らしいシンプルな構成だが、全体的に赤系の色合いで統一されていて、なかなか個性的な見た目をしている。

縮れた平打ちの太麺がモチモチで美味

味付けはソースだが、ケチャップらしき風味も感じてマイルドな印象。人参は斜め切り、キャベツはザク切り。縮れ太麺ならではの食感と喉越しに、大ぶりの野菜の歯応え・甘味が相まって、期待以上に美味しい。

ノスタルジックな味わいのあっさりスープ

付け合せのスープはあっさりしたノスタルジックな味わいで、これも旨い。丼物や定食に比べるとボリュームは軽めなので、ぺろりと平らげてしまった。大盛りにするかサイドメニューを頼んでもよかったかな。

いかにも老舗にふさわしい、シンプルながらも個性的で飽きの来ない味わいの焼きそばだった。さすが「人気No.1」。でも、ほかのメニューも気になるなあ。

依田食堂