ひさの食堂

2016年2月1日

先週に引き続き、今週も山梨からスタート。南信方面の店へと続きます。

2014年11月上旬のとある土曜日。バイクで北杜市白州町のあたりを走っていると、一軒の食堂が目に留まった。表に「塩ヤキソバ」の文字が掲げられている。

屋号はひさの食堂。国道20号線沿い、北杜市市役所白州支所のすぐ近く。道の駅はうしゅうの500mくらい南で、向かい側にローソンがある。昼時だし、気になったので入店してみた。

暖簾を潜ると奥にカウンターが伸びていて、右手が厨房になっている。左側は火鉢のある座敷で、そちらは完全に人んちの雰囲気。店主ひとりで切り盛りしているらしい。

メニューは麺類や定食などバラエティに富んでいる。座敷に腰を据え、塩焼きそば(650円)と餃子(500円)を注文。厨房からは油の跳ねる派手な音が聞こえる。

余談になるが、山梨の食堂は「もつ皿」を置いている店が多い気がする。この店もそうだし前回の依田食堂や韮崎の青竹食堂にもあった。甲州の馬刺しは有名だが、余った馬のモツも日常的に食べられているのだろうなあ。

閑話休題。先客がいたこともあって配膳まで20分ほど掛かった。運ばれて来たのは塩焼きそば、餃子。それに味噌汁、冷奴、白菜漬け……！？いろいろ付いてきて、ずいぶんにぎやかな絵面になってしまった。

焼きそばは中太の茹で麺。具は豚肉、キャベツ、玉葱。味付けは塩味というより油脂と旨味調味料が主体かな。予想よりずっとコッテリした味わいだ。

麺はモチモチした食感。キャベツも玉葱も大振りのざく切りで食べ応えがある。ボリュームは程々だが、冷奴や御新香も合わせると十分な量だろう。

餃子の餡は野菜主体で緑色が透けて見える。包みは丁寧だが、やや温めなのが玉にキズ。もうちょっと火を通してパリッと仕上げてくれるのが個人的には好みなんだけどね。

すっかり満腹になってお会計は1150円。特に名物という訳ではなさそうだが、なかなか美味しい塩焼きそばだった。ラーメンの評判が良いらしいが、やっぱり「もつ皿」が気になるなぁ。

店舗情報	TEL:0551-35-2434 住所:山梨県北杜市白州町白須300 営業時間:11:45～夜定休日:日曜日祭日
主なメニュー	塩やきそば 650円やきそば 650円　正油やきそば 650円ラーメン 550円　餃子 500円もつ皿 650円