丸大ホール
JR川崎駅と京急川崎駅の間に丸大ホールという昔ながらの大衆酒場がある。ここも毎日朝8時半から営業していて、やはり熟練の先輩方が朝からチビチビやっている。
訪れたのは師走の日曜、朝10時半。看板が食事メニューになっていて品揃えと値段の安さをアピールしている。創業以来、支店は一軒も無かったはずのになぜか本店というのも面白い。
暖簾を潜ると、フロアには6人掛けのテーブルが6つ。2つは団体さんで1つは予約席、残る3つも全て2・3人の先客が居た。こんな時間だが勿論皆お酒を召していらっしゃる。「いらっしゃい、そっちの奥へどうぞ」とホールのおばちゃんに促され、酔った若者男女の組と相席になった。あまり愛想の無い客あしらいだが、その辺はこういう店では慣れっこだ。
厨房のカウンター上部には食事メニューがビッシリ。反対の壁も酒肴の品で埋まっていた。とりあえずホッピー(400円)とモツ煮込み(350円)を注文。すぐに来たホッピーはかなり濃い目。お通しのキンピラは無料サービスのようだ。
モツはシロ主体で量たっぷり。レンゲは親切だな。ちょっと珍しい点は玉ねぎが入っていることか。甘味が出てなかなか美味しい。中をお代わり(250円)し、続いて注文した肴は陸海の蛋白質最強タッグ、マグロ納豆(450円)。
グチャグチャにかき混ぜようとしたら、納豆の下から練りカラシの袋が見つかったのはご愛嬌。ワサビも付いてるがカラシも入れてしまえ。納豆が大粒なのは自分の好み。ねぶり箸をしないと粘り箸になるのがちょっと面倒だ。
ホッピーが空になったのでお茶割(350円)と、いよいよ〆の焼きそば(400円)を注文。居酒屋の焼きそばとして400円という値段はかなり安い部類だ。
麺は細くて独特のコシ。具はキャベツにモヤシ、トッピングに青海苔と紅生姜。野菜たっぷりなのが嬉しい。味付けはソースなのだが不思議な風味で謎のピリ辛味。川崎競馬場のあの焼きそばをふと思い出す。もう飲まないつもりだったのにこの辛さのせいでお茶割をお代わりしてしまった。
酒4杯に肴3品、約一時間の滞在でお会計は2550円也。店を出たのはまだ午前11時半過ぎ。昼前だというのに本格的に酔ってしまった。うぃー。
店舗情報 | TEL:044-222-7024 住所:神奈川県川崎市川崎区駅前本町14-5 営業時間:8:30~22:00 定休日:土曜 |
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主なメニュー | 焼きそば 400円 モツ煮込み 350円 マグロ納豆 450円 ホッピー 400円 中 250円 お茶割 350円 |
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