ふくろ
大衆酒場の焼きそば特集。24時間営業の次は平日早朝からやっている居酒屋です。コレといった特徴の無いソース焼きそばも酒場で食べると妙に美味しく感じたり。普段以上に趣味に走っておりますが、しばらくご容赦を!
池袋西口に「ふくろ」という居酒屋がある。年中無休で朝7時から営業しており、呑兵衛の憩いの場としてその道では知られている。しかも毎月8日は月に一度の料理半額デーというからありがたや。
2011年の某月8日、平日だというのに半額に釣られて午前8時に入店。ふくろの客席は3階まであるが、早い時間帯は1階のみの営業となる。朝にもかかわらずカウンターは諸先輩方でほぼ埋まっていた。夜は喧騒で煩いほどなのだが、さすがに早朝だけあって静かなものだ。
空いていた席に腰掛けて、カウンター内側のお姐さんにホッピー(190円)と焼酎(190円)を注文。この店はホッピーだけでなく焼酎も瓶のまま出され、自分で量を調節して注ぐ。1:2でも1:3でも1:4でも好きに飲めるのだ。
壁にギッシリ並んでいる中から最初に頼んだ肴はトマト(350円)とイサキ塩焼き(400円)、つくね(300円)。しつこいようだがこの日はこれらが全て半額になる。出てきた品も申し分ない。
呑みながら観察したところ、どうやら真ん中辺りが常連用の特等席のようだ。左右の姐さん二人ともに話しかけることが出来るからだろう。漏れ聞こえた話だと、この時間に椎名町までタクシーで帰る常連もいるらしい。なんだか日本の標準時に比べて12時間ほど時差があるな。
一杯目を片付けた頃に天盛(600円)を注文。穴子、キス、メゴチ、イカ、インゲンが皿にごそっと盛られて出てきた。温かい天つゆに浸して食べると、どれもホクホクと美味しい。ついでに飲み物のお代わり。今度はハイレモン(160円)と焼酎(190円)。酸味が爽やかだ。
天麩羅を食べ終わって締めの焼きそば(500円)を注文。麺は細めで固さは普通の蒸し麺だ。大きめに切られたキャベツにモヤシと人参。豚肉もなかなか大きい。青海苔と紅生姜がたっぷりトッピングされている。油でギトギトだが味付けはあっさりめだ。酒の肴としてつまむなら、卓上のソースで味を調えるのが良いかも知れない。
隣に座った常連さんと2・3会話してまったりとした時間を過ごす。原発事故から間もない頃で、製造業は計画停電や節電の要請で大変だとか、そんな話をした。1時間半ほど滞在して、お会計は2,050円也。良い心持ちで店を出ると朝9時半でまだ出勤ラッシュだった。なんだかどうもすみません。
店舗情報 | TEL:03-3986-2968 住所:東京都豊島区西池袋1-14-2 営業時間:7:00~24:00 定休日:無休 → ホームページ |
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主なメニュー | 焼きそば 500円 トマト 350円 つくね 300円 イサキ塩焼き 400円 天盛 600円 ホッピー 190円 焼酎 190円 ハイレモン 160円 |
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