永福拉麺

横浜中華街にあった老舗製麺所、永楽製麺所。近年売上げが下がっていたそうで、約一年前の2013年9月に事業停止。その後、六ッ川にあった工場を改装し、食事処「永福拉麺」と屋号を替えて再スタートしたそうな。今でもオープン記念の特別価格と聞き及び、様子見にお邪魔してみた。

横浜 六ッ川 永福拉麺

訪れたのは7月中旬の日曜日。ガラス張りで明るい店内にはテーブルが4卓並べられている。昼前で先客は一組だけ。ラーメンと餃子の黄金コンビを召していた。

永福拉麺 メニュー

勿論メニューは中華系の麺類が中心。永福ラーメンとかた焼きそばは定価370円のところを特別価格の300円で提供している。これまで食べたかた焼きそば系で最安値だ。かと思えばフカヒレラーメン10800円なんて桁を間違えそうな品もある。メリハリが利いているね。

「すみません、かた焼きそば(300円)ください」

奥の厨房にそう告げて店内を観察。左手奥には小売コーナーがあり、各種の中華麺、冷蔵された餃子や肉まんなどをお土産にできる。

直売コーナー

かた焼きそばは5分ほどで出てきた。ラーメン用の丼に入っててボリューム感たっぷり。さっそくいただきます。

かた焼きそば 300円

麺は極細のパリパリストレート麺。餡は粘度高めで薄めの塩味系。具はキャベツ・モヤシ・人参・木耳・豚肉。丼のふちに練りカラシ。まずは麺を穿り出してポリポリ。うん、良く揚がっていて香ばしい。

パリパリの細麺が香ばしい

抑え気味の餡の味付けのお陰で麺の風味が一層引き立つ。ただし熱い。食べている最中に口の皮がべローンと捲れてしまった。餡の粘度が高いため、最後まで麺はほとんど硬いまま。ハフハフ、バリバリ言いながら食べ終えた。

これで300円は申し訳なく思い、お土産に378円の蒸し麺を購入した。お会計は678円。支払の際にご主人が「この麺は初めてですか?」と調理法をざっくり教えてくれた。根っから麺が好きなんだろうなと伝わってくる。

安いだけじゃない、愛される麺のお店。持ち帰った麺を使った焼きそばもやっぱり美味しかった。

永福拉麺

店舗情報TEL:045-716-3701
住所:神奈川県横浜市南区六ツ川2-100-81
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
主なメニューかた焼きそば 370円→300円
永福ラーメン 370円→300円

サンマーメン 550円 タンメン 550円
みそタンメン 550円 とんこつ正油 550円
担々麺 550円 チャーシュー麺 660円
フカヒレラーメン 10800円
焼きギョーザ(5ヶ) 320円