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いっしょもりてい

2017年7月29日

日本の最高学府・東京大学の代名詞、赤門。加賀藩上屋敷の名残を留める厳かな門で、個人的にも思い出深い場所だ。あの頃は若かったなあ。

東大の赤門へ寄り道

その赤門からも割と近い本郷三丁目、東大の敷地から春日通りを挟んだ位置に「いっしょもりてい」という中華系の食堂がある。2002年9月オープンで今年が12年目。この店に独特な焼きそばがあるらしい。

文京区 本郷三丁目 いっしょもりてい

訪れたのは3月上旬、土曜の昼過ぎ。本郷三丁目の交差点から少し東に進むと右手に黄色い看板を発見。いわゆるウナギの寝床で、間口は狭いが奥に長い造りだ。客席はカウンター6卓にテーブル2卓。二階もあるのかな? 思っていたより明るく清潔な雰囲気だ。マスコミの取材が多いのだろう、壁には色紙が多数貼られていた。

いっしょもりてい 店内の様子

厨房には旦那さん、ホールには奥さんが居られ、「お一人様ですか? カウンターへどーぞ」と促された。先客は家族連れ一組みと一人客。焼酎のボトルがあって、飲み屋的に使う常連さんも多そうだ。

いっしょもりてい メニュー

さてメニュー。いっしょもり塩ラーメン(680円)や石焼チャーハン(850円)とともに人気なのが「一食で三度おいしい」と謳う極太スープ焼きそば(800円)。そいつを注文してじっと待つ。ちなみに塩焼きそばの自由盛というのもデカ盛り好きの間では有名らしい。

やがて焼きそばの皿とスープの丼が運ばれて来た。このスープに浸してつけ麺風に食べたり、投入してスープ入り焼きそば風に食べるのがこの品の売りなのだ。

極太スープ焼きそば 800円

商品名の通り、麺は平打ちの自家製極太麺。具は豚肉・木耳・キャベツ・モヤシ・人参・玉葱・ニラと具沢山。スープに浸す前からつゆだくでシズル感に溢れてる。

自家製の極太麺が特徴的な焼きそば

まずはそのまま一口。うん、腰が強めの極太麺で美味い。味付けは旨味が特徴的なソース味。焼きそば単体でもレベル高いなあ。スープはあっさり醤油味。つけ麺風に食べるとスープが勝ってさっぱりした味わいになる。

最後はスープにざっと投入

食べ進め、焼きそばが減ってきた段階で、スープにざっと全て投入。これで完全にスープ入り焼きそばになった。鶏ガラ醤油にソースの酸味が加わって美味しい。スープに負けない個性的な麺なのでハイレベルで調和しているなあと感じた。

会計を済ませ店を出て、ついでに赤門へも立ち寄ってみた。門の前に佇むとやはり懐かしさが込み上げて来る。あの頃は若かったなあ、小学校の修学旅行。

※2012/3/28 追記
こちらの口コミによると2014/3/8で閉店されたそうです。私が訪れた丁度一週間後……残念です。

いっしょもりてい

店舗情報※2014年3月8日、閉店しました。
TEL:03-3816-5038
住所:東京都文京区本郷3-36-11
営業時間:11:30~14:30、16:30~22:30(土祝は19:30まで)
定休日:日曜日
ホームページ
主なメニュー極太スープ焼きそば 800円

いっしょもり塩ラーメン 680円
石焼チャーハン 850円
塩焼きそば自由盛 1100円