味の店 みちお食堂
今回紹介するのは、日本橋にある味の店・みちお食堂。看板などは昔ながらの食堂っぽいが、実はつけ麺TETSUの新業態とのこと。同系列の「博多豚骨たかくら」の営業していた場所で、昨年11/26オープンしたそうな。メニューにソース焼きそばもあると聞き、年明けに訪問してみた。
訪れたのは1月中旬、土曜の昼下がり。トタンの壁にホーローの看板と、外装は時代がかっている。しかし店内は明るく清潔な造りだ。スタッフのユニフォームが昭和の食堂っぽいあたりは、作りこまれている感がある。
客席はL字型カウンター10席と2人がけテーブルが5卓。昼飯にはちょっと遅い時間帯で8割ほどの入り。色紙がたくさん飾られているが、下の段は知らない名前ばかりで、しかもオープン前の日付だ。「たかくら」時代のかとも思ったが、ちゃんと「みちお食堂」宛てに書かれている。ふーむ、不思議だ。ま、細かいことは気にしないでおこう。
注文は食券制。券売機のソース焼きそばのボタンには、「10分~15分程かかります」との断り書きが貼られていたが、迷わずポチリ。この冬一番の寒波が来ている寒い日だったせいか、周りはタンメンばかりだった。
テーブル席に案内されたため、厨房の様子はよく見えないが、どうも茹で上げた麺をフライパンで炒めているようだった。配膳まで15分弱。ソース焼きそばの注文が重なったら大変そうだな。
麺は茹でた細麺。具はざく切りキャベツ・薄切り人参・モヤシ・ニラに、小さな干えびや揚げ玉も入っている。肉は使わないのか、ストイックだなーと思ったら終盤で一切れだけ出てきた。
トッピングは青海苔に紅生姜。そしてたっぷりの花がつお。タンメンでも使われている浅い丼に、山のような盛り付けをされている。食べようとしたら山が崩れて、花鰹が少し散ってしまった。食べる際は慎重に。
味付けはもちろんソース味。酸味と甘味、スパイスがそれぞれ主張しながらもバランスがとれている。エビの旨味や揚げ玉のコクも加わって、とても好みの味だ。屋号の通り食堂っぽい、奇をてらわない焼きそばだが確かに美味い。
ソースの滲みた揚げ玉がくっついて「だま」になってしまっていたが、これもまあ屋台チックで許せる範囲。付け合わせのスープは魚介系。あっさり風味だけどコクがある。ボリュームもあるし、この場所でこのクォリティで680円て安いなあ。
つけめんTETSU系列で焼きそばというと、きみはん五反田店を思い出す。味わいが全く異なるので食べ比べてみても面白そうだ。東京タンメン・トナリもそうだが、知名度のあるラーメン・つけ麺の店が焼きそばを提供し始めたというのは画期的だと思う。2016年は焼きそばブームと呼ばれたけど、今年もこの流れが続くといいなー。
店舗情報 | TEL: 03-3510-7095 住所: 東京都中央区日本橋室町4-3-14 営業時間: 11:00~23:00 → ホームページ |
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主なメニュー | ソース焼きそば(スープ付) 680円 |
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