高知競馬場 まるまん
数年前にハルウララで一躍注目を集めた高知競馬場。ここにも評判の焼きそばがあると聞いて、はるばる足を伸ばしてしまった。我ながらフットワークだけは軽いなあ。
訪れたのは5月中旬の日曜日。ナイター開催のため、午後5時くらいに訪れたがそとはまだ明るい時間帯だった。ハルウララが話題になったのはもう昔の話だが、日曜と言うこともあって思ったより客が沢山いた。子供連れも多く限りなくのんびりした雰囲気で、まさに春うららといった風情である。
パドックの馬名や馬体重がいまだ手書きであることに驚きつつ、馬券を200円ほど購入してから売店に向かった。
目的の売店は丸の中に萬の字を屋号に持つ「まるまん」という店で、場内に店舗が2箇所ある。焼きそばが売れているのは馬場に近い側で、離れたところの店舗はその前線への物資補給を準備する役目のようだ。後者店舗にも客はいたが腰を落ち着けて飲み食いしている常連ばかりだった。
さて、その前線店舗で焼きそばを求めて順番を待つと、直前の客の大量注文で麺が切れたらしい。
「あっちから取ってくるき、ちょっと待っててな」
おばちゃんが小走りに件の離れまで麺を取りに行った。戻ってきたところで改めて焼きそば(350円)を注文。この店は味付けをリクエスト出来る。前の客は辛口の大盛りを3つも注文していた。自分は何でも良かったのだが、同じく順番待ちをしてた他のお客さんのリクエストでピリ辛に。おばちゃんが手際よく小手で焼いていく。
「青のりと紅生姜は?」
「両方お願いします」
ちなみに前の客はマヨネーズもお願いしていた。どれだけ自由度の高い店なのだ。「はい、お待たせしました」と渡されたパックを手に、ビールケース+コンパネの簡易テーブルへと移動。早速いただこう。
麺は細いストレート麺。具はキャベツ・天カス・豚小間肉。前述の通りトッピングはお好みでリクエスト可能。味付けはソースでピリ辛だったが、これも前述通りリクエスト次第。天カスのコクが効いてコッテリした感じだが、まろやかな味わいでバクバクと一気に食べてしまった。オーソドックスだが焼きそばの王道という美味しさだ。350円にしてはボリュームも十分。何よりおばちゃんの人柄溢れる土佐弁が最高の薬味だった。
レースの結果はいつも通り。その後も何レースか買ったが、毎度毎度、安いはずの焼きそばが高くつく。とほほ。
店舗情報 | 住所: 高知県高知市長浜宮田2000 高知競馬場内 営業日時: 開催日に準ずる |
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主なメニュー | 焼きそば 350円 焼きうどん 350円 焼き鳥、牛すじ肉、おでん 一本100円 |
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