だいせん
さて今回からカレー焼きそば&ミートソース焼きそばをしばらくご紹介いたします。以前もイタリアンや会津カレー焼きそばなどご紹介しましたが第二弾ということで。まずは京都の宮津カレー焼きそばから!
京都の宮津市では古くからカレー焼きそばが食べられてきた。宮津カレー焼きそばの発祥とされる中華料理屋「平和軒」は1990年頃に閉店してしまったらしいが、いまなお市内で多くの店が提供している。
今回紹介するお好み焼き屋のだいせんもその一つ。宮津カレー焼きそばはドライとウェットの2タイプに大別されるそうだが、だいせんはドライタイプを代表する店だ。
訪れたのは約一年前、昨年5月下旬の平日。かつて色町だったエリアの一角に店舗があった。年月を経たであろう店構えが鄙びた雰囲気を醸している。
入店すると品も人柄も素敵な女性店主が迎えてくれた。開店直後で先客はメイン鉄板前に常連さんらしきおばあちゃんが一人。他にも幾つか鉄板台があるが、見渡せないため店全体の客席の構成はちょっと分からず。おばあちゃんから一つ空けた席に着席。
メニューはお好み焼きや焼きそばなど。典型的な昔ながらのコナモン屋さんだ。この店ではカレーそば(600円)がカレー焼きそばに当たるらしい。
「何にしましょう?」
「カレー焼きそばを食べたいんですが」
「あー、はいはい」
町興しで似た様な余所者が増えて慣れているのだろう。具材を準備に厨房に引っ込んだ。常連のおばあちゃんはモダン焼きらしい。その横で焼きそばの調理が始まった。
まず肉、それからキャベツ、モヤシ、麺。塩コショウ、ソースにカレー粉で味付けして混ぜ炒めて出来上がり。勿論鉄板から直接頂く。
麺はコシのある中太麺。蒸し麺を湯掻いてから使ってるようだ。具はキャベツにモヤシ、豚肉。キャベツはシャキシャキで歯応えが気持ち良い。味付けは前述の通りソース+カレー味。甘口ソースにカレー粉がピシッと利いて、思った以上にスパイシーだ。ビールが呑みたくなる美味しさである。
常連さんを交えて店主さんから色々とお話を伺った。宮津の言葉は京都弁とほぼ同じで、柔らかく上品な印象を受ける。その上、食後にコーヒーまで煎れていただいてますます好印象。
「また、いらしてください、お気をつけて」
次来るときはカレー焼きそばでビールでも飲みたいなあ。
店舗情報 | TEL:0772-22-1958 住所:京都府宮津市魚屋981 営業時間:11:30~20:00 定休日:不定休 → ホームページ |
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主なメニュー | モダン焼 550円 えび玉、いか玉、豚玉 580円 ダブル 680円 牛玉 650円 ダブル 720円 ミックス 880円 ハイミックス 1000円 だいせん特製 1200円 焼そば 小550円 大600円 特大650円 焼うどん 小550円 大600円 特大650円 カレーそば 小600円 大650円 特大700円 カレーうどん 小600円 大650円 特大700円 |
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