ラーメン二郎 仙川店
新型コロナによる緊急事態宣言が先日解除された。宣言の前から飲食店の多くは、営業時間を短縮するなどしていたが、中にはテイクアウトのみの営業に切り替えた店もある。ラーメン二郎仙川店もそんな店の一つだ。
もともと仙川のラーメン二郎では、鍋を持ってきた客に限り持ち帰り販売をしていた。いわゆる鍋二郎だ。それが今回のコロナ禍を機に、容器不要で持ち帰れるようになった。宣言解除後の現在も実施されているので、興味ある方は同店のTwitterアカウントをチェックすると良い。
テイクアウトは17時から販売。私が訪れたのは、とある土曜日。販売開始の15分前くらいに到着して、行列は13人目。開店時点では50人並んでいた。列はある程度の距離を取り、みんな当然のようにマスクをしている。
17時になると販売開始。入口で何人前購入したいかを告げ、券売機で食券を買って商品と交換する。麺と豚入りスープで一人前700円。これにモヤシやニンニクを加えればラーメン二郎を自宅で楽しめるという寸法だ。
この麺とスープを使って、焼きそばならぬ「焼き二郎」を作ってみた。普段の探訪録とは異なるが、たまにはこういう記事も良いだろう。
焼き二郎 オリジナルレシピ
【材料】
テイクアウトした麺と豚入りスープ。野菜ミックス。ニンニク2片。サラダ油大さじ2杯。
【下拵え】
①麺を茹でる。茹で時間は8分くらい。
②茹で上げた麺を冷水に取り、表面のぬめりを取る。
③サラダ油を全体に軽く塗して寝かせる。この手順で麺がくっつくのを防ぐ。ナポリタンスパゲティなどで使われる手法だ。
④麺は置いといて、次はスープ。冷蔵庫で冷えたスープはラードが分離している。そのラードと背脂を取り分け、豚肉を取り出す。
⑤豚肉を短冊切りにする。あまり細すぎると、二郎の豚の良さが無くなるのでほどほどの太さで。
⑥ニンニク2片を粗みじんに刻む。ラーメン二郎のトッピングに使われるニンニク程度のザクザク感で。
以上で下拵えが完了だ。さて、調理に取り掛かろう。
【調理】
⑦熱したフライパンにラードの4分の1、麺の半分を入れる。麺が多いので2回に分けるのがコツ。
麺を少量ずつほぐしながら入れると、後で混ぜ炒めしやすくなる。
⑧麺をなるべく動かさず、中火で焼き目が付くまでじっくり焼く。片面が焼けたらひっくり返す。
⑨別の中華鍋を熱し、ラード(1/4)、ニンニク(1/2)を入れる。
⑩ニンニクの香りが立ったら、短冊切りにした豚肉(1/2)とミックス野菜(1/2)を入れて炒める。野菜がモヤシ主体だと、水分が出すぎるので気を付けて。
⑪野菜に火が通ったら焼いた麺を加え、さらに混ぜ炒める。
⑫スープ(1/2)を加え、もう一度混ぜ炒めて全体を味付けする。もともと麺に比べてスープの量が少ないので、べちゃべちゃにはならないはず。
⑬お皿に盛り付けて、焼き二郎の出来上がり。
同じ手順で調理して、1人前のラーメン二郎が2人前の焼き二郎になった。
麺も豚も食べ応え満点だ。ただ味付けがスープだけなので、焼きそばとしては味が薄く感じる。何かしら調味料を加えた方が良さそうだ。
カネシ醤油があれば文句なし。ウスターソースも合いそうで色々アレンジできそうに思う。
仙川の二郎以外にもテイクアウトを始めたラーメン店は多いので、この機会に自宅での生麺焼きそばにチャレンジしてみては?
店舗情報 | 住所 :東京都調布市仙川町1-10-17 営業時間:[月~土]17:30~21:30 定休日:日曜・祝日 ※現在は17時からテイクアウト販売のみ 詳しくは https://twitter.com/BnI5CrayO2DPZSI → ホームページ |
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主なメニュー | 持ち帰り1人前 700円 |
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