お知らせ


やきそば処 小出屋

2016年5月4日

昨年末、中野に新しい焼きそば専門店ができた。屋号は「やきそば処 小出屋」。2015年12月17日に開店した持ち帰り専門店とのこと。大晦日に年越しそばならぬ年越し焼きそばを兼ねて行って見た。

中野 やきそば処 小出屋

場所は中野昭和新道という商店街にある。早稲田通りから入ってすぐ左側にこじんまりした店舗があった。スタッフは若い男女、二人。「いらっしゃいませー」と明るく迎えていただいた。

やきそば処 小出屋 メニュー

メニューは焼きそばのみでサイズが選べる。あと、ちょうどこの日から数量限定で温玉=温泉玉子のトッピングも始めたとのこと。焼きそばの並(420円)と温玉(54円)をお願いしたら「温玉、お客さんが第一号です!」といわれた。なんとなく嬉しい。「温玉に付属のソースを垂らすとヤバイっすよ」ですと。

本日の出演者!

「あれ撮らせていただいていいですか?」と、冷蔵庫に貼られていた「本日の出演者」も撮影。食材が全て国産であることをアピールしている。外壁に貼られた説明文によると「小さなお子様でも安心して食べられる焼きそば」というコンセプトらしい。ふむふむ。

『ブラック・エンジェルズ』懐かしい!

さらにユニホームも撮らせていただいた。なんとあの平松伸二先生の『ブラック・エンジェルズ』の主人公、雪藤洋士が焼きそばを焼いているのだ! 中学生の頃、全巻を揃えていた自分としては感涙物である。ちなみに看板も御大の筆によるものらしい。この店と個人的な関わりがあるのだろうけど、耳からスポークを刺されたくないので詮索しないでおこう。

「青海苔、紅生姜、桜海老はトッピングしてよろしいですか?」
「はい、全部お願いします!」

中野昭和新道商店街のベンチを使わせていただきましょう

代金を渡して焼きそばを受け取る。食べる場所だが、100mほど南に商店街が設置したベンチがある。ここで飲食可能なのでありがたく使わせていただこう。もちろんゴミはきちんと持ち帰ること!

焼きそばパックにはソースも付属

包み紙が巻かれた樹脂製のパックには割り箸と付属のソースが添えられていた。麺は中太の蒸し麺。具は豚肉、キャベツ、人参、玉ねぎ。トッピングは温玉、青海苔、紅生姜、桜海老。件の出演者の掲示によると正確には「ほしあみ」なのだが、あみと思えないサイズだ。

焼きそば・並(420円)+温玉(54円)

味付けはバランスの良いソース味。懐かしさを覚えるフルーティーな香りだ。野菜はどれも大ぶりにカットされていて、野菜本来の甘みと歯応えを楽しめる。同じ中野区の企業・千鳥製麺に特注したという麺も、もっちりした食感がとても印象的だ。

温玉にソースを垂らすとタマランチ会長

そして温玉。黄身を崩して麺に絡めて頬張るときの背徳感よ。店員さんに言われたとおり付属のソースを垂らすと風味さらにアップ。パックにみっちり詰まっていて、並でもなかなかのボリュームだったが一気に食べてしまった。

「小さなお子様でも安心して食べられる焼きそば」というコンセプトの通り、食べ応えのある麺と拘った食材で丁寧に作り上げた正統派ソース焼きそば。そんな印象を抱いた。中野に出る機会は多いので、これからもちょくちょく寄らせていただくことだろう。

【2016.05追記】 2016年3月18日に、こちらのすぐ近く、中野ブロードウェイ地下で新店舗がオープンしました。詳細はこちらの記事でどうぞ!

中野やきそば処 小出屋

店舗情報TEL:03-3387-1033
住所:東京都中野区中野5-49-5
営業時間:11:00~23:00
定休日:無休
ホームページ
主なメニュー焼きそば
 並 420円 大 630円 特盛 810円

温玉 54円