焼麺 劔

2017年7月29日

焼きラーメンやつゆ・スープ入り系の焼きそば特集も今週で5週目となりました。今週はパリパリに焼いた麺や揚げ麺をスープに浸した品々をご紹介して特集の締めとさせていただきます。


高田馬場にある焼麺・劔は麺を鉄板で焼いた新感覚のオリジナルラーメン、焼麺が売りの店だ。開業は2011年1月でまだ3年しか経っていないが、既にファンも多いらしい。一応、麺を焼いてあるので紹介してしまおう。

高田馬場 焼麺 劔

訪れたのは2月下旬、土曜日。西武新宿沿線に住んでいるのでアプローチが楽だ。開店直後に到着。お昼時になれば順番待ちが当たり前なのだろうがさすがに先客は居なかった。

焼麺 劔 券売機メニュー

注文は食券制。まずは入り口にある券売機とにらめっこ。基本は焼麺とラーメンに大きく分かれ、いくつかトッピングのバリエーションがある。日によっては限定メニューもあるらしい。少し悩んで目玉焼麺(800円)のボタンを押した。

店内は黒を貴重とした落ち着いた造りだ。客席は表面がステンレスのカウンター席のみ、11脚。店員のお兄さんに促された席へ腰掛けて食券を渡す。

「麺の量は大盛りにしますか?」
「はい、お願いします」

嬉しいことにこの店は大盛り無料なのだ。厨房の様子は見えないがそのうち茹で麺を鉄板で焼く音が聞こえてきた。ふと視線を落とすと、焼麺についての「食の心得」なる紙片が目に飛び込んでくる。

焼麺 劔 食の心得

なるほど、待つ間に渡されたこの小さな擂り鉢で鰹節を磨り潰すのだな。こういう体験型のアイデアも受けている要因の一つなのだろう。

焼麺 劔 渡された擂り鉢

待つこと8分ほどで配膳された。器の端から焦げた麺が飛び出している辺り、やはりラーメンとは一線を画す品である。

目玉焼麺 800円

まずはスープを一口。豚骨ベジポタのまろやかな味わい。麺は角太。表面はパリパリに焼かれていて、モチっとした芯と二層になってる。

パリパリに焼かれた角太麺

麺もスープも熱いのだがそれがまた食欲を刺激する。目玉を崩して絡めたり、チャーシューを齧ったり。具が多いのが素直に嬉しい。さらに食べ進めたところで先ほど磨り潰した魚粉を投入。一気に濃厚な旨みが加わる。

仕上げは紅生姜でさっぱりと

最後は紅生姜を乗っけてさっぱりした口当たりに。スープも一滴残さず飲み干した。うーん、満足満足。スープの変化で最後まで食べ飽きなかった。

競争の激しいラーメン業界だけあってさすがにハイレベルな一杯だった。厳密には焼きそばとは違うかもしれないが癖になりそう。電車一本で来られる場所なのでまた近いうちに来ちゃおうかな。

焼麺 劔

店舗情報TEL:03-3200-5911
住所:東京都新宿区高田馬場2-6-10 関ビル103号
営業時間:11:00~15:00 18:00~21:30
定休日:日曜
ホームページ
主なメニュー焼麺 750円
目玉焼麺 800円
揚ネギ焼麺 850円
チャーシュー焼麺 950円