ツバイG線

友人と2人での広島旅。前回紹介したお好み焼・みつでランチを取ったあとは、原爆ドームや広島平和記念資料館を見学。それを終えてもホテルのチェックインの時間まで少し余裕があったので、お茶でも飲もうとスマフォで手近な喫茶店を探してみた。

広島市 喫茶店 ツバイG線

選んだのは1967年(昭和42年)創業の老舗喫茶店、ツバイG線。場所は原爆ドームの東に延びる脇道沿いにある。土曜の15時過ぎという中途半端な時間でも混雑していて、入店を断られるグループもいた。人気店なんだなあ。

ツバイG線 店内の様子

珈琲はサイフォン式で入れる本格派だ。老舗に相応しい落ち着いた雰囲気だが、格式張ってないのが良い。ちょうどおやつの時間で小腹も空いてきた頃合いでもある。夕食はBABYMETALのライブ後の予定なので、ここで何か食べておこうと2人でメニューを物色する。

ツバイG線 スパゲティメニュー

その中のスパゲティの欄に「お好み焼風スパゲティ(広島風) 880円」なる文字を見つけてしまった。老舗の喫茶店でもお好み焼き推しなのか、広島よ。好奇心に駆られて、つい注文してしまったではないか。

お好み焼風スパゲティ(広島風) 880円

「アルデンテよりはもう少し茹でました」というモチモチ感のスパゲティ。薄切りの豚肉、キャベツ、玉ねぎ、シメジと炒めてあって、温泉卵と刻み海苔がトッピングされている。前菜にサラダも出された。

モチモチのスパゲティに甘口ソース味

味付けはお好み焼き用の甘口ソースだ。麺に焼き目は無いが、野菜がところどころ焦げている。温泉卵の黄身を崩してパスタに絡めると風味が増す。海苔の香りも良い。先月、沼津の珈琲屋ぼあで食べた焼きそば風スパゲティを紹介したけど、あちらはもっとスパイシーで酸味が強かった。見た目は似ているが、ソースの味わいが全く異なるのが面白い。

玉子を崩して絡めても美味しい

これを焼きそばと見做すか、あるいは「お好み焼風スパゲティ」と呼べるかは微妙なところだが、味は全く悪く無い。ソース味のナポリタンと考えれば大体合っている。これはこれであり。ソースの使い道の可能性と、広島市民のお好み焼き愛を感じる一皿だった。

メープルワッフルセット 750円

友達が頼んだメープルワッフルセット(750円)も美味しそう。まあ、15時に注文するなら、普通はこっちだよなあ。メープルの代わりにお好み焼きソースを使ったワッフルのセットも探してみたが、さすがに無かった。残念。

サイフォン式の本格コーヒー

食後はサイフォンで淹れたホットコーヒーでまったりと。サラダ・飲み物付きだったので、会計はそのまま880円で済んだ。広島市街の観光で歩き疲れたときにはピッタリのロケーション。モーニングセットも人気らしいので、いつか機会があれば朝に来てみたいなあ。

ツバイG線

店舗情報TEL: 082-247-3410
住所: 広島県広島市中区大手町1-4-30
営業時間: 7:00~23:00(日祝: ~22:00)
定休日: 無休
主なメニューお好み焼風スパゲティ(広島風) 880円
※サラダ・飲み物付き