はぜや

今年のゴールデンウィークの前半は、二泊三日で広島へ行ってきた。初日はオタフクソースの皆様におもてなしいただき、二日目は尾道を観光して、夕方に広島へ戻ってきた。

広島 原爆ドーム

広島バスセンターから原爆ドームを眺めつつ、元安川沿いを少しくだって平和大通りを渡る。夕闇に包まれ始めた頃合いに訪れたのが、地元で人気のお好み焼店「はぜや」だ。

広島 お好み焼き はぜや

はぜやを最初に知ったのは東京の飲み仲間からだった。広島出身のイケメンがお気に入りの店として教えてくれたのだ。他にも勧めてくださる方が数名いて、積年の宿題店になっていた。

お好み焼き はぜや 入口

訪れたのは4月27日、ゴールデンウィーク初日の土曜日で、時間は19時。「満席かな、満席だったらあきらめよう」とダメ元で入店したら、たまたま空いていたカウンター席に滑り込めた。

長期休業の前夜でラッキー

店頭の貼り紙によると、この日の翌日からゴールデンウィークの期間中、休業するらしい。さらに私達が帰るまでに何組か来たが、満席で全部お断りしていた。なんともラッキー。

はぜや メニュー

さて、メニュー。名物のお好み焼に焼きそば、鉄板焼のほか、焼餃子・水餃子や湯豆腐などもある。品数を絞り込んでいるけれども、バラエティに富んでいる。

生ビール(中) 500円

暑い日だったので、自分は生ビールの中(500円)、連れは冷たいウーロン茶(300円)をお願いした。生ビールはキンキンに冷えたジョッキで提供された。くー、ウマい!

茹で上げた生麺をじっくり焼く

最初に注文したのはソース焼きそば(800円)だ。はぜやの焼きそばは、麺の細さが特徴だ。生麺を茹であげ、鉄板にさっと広げてじっくり焼く。

ソース焼きそば 800円

モヤシ、キャベツ、天かす、イカ天、豚肉を乗せ、麺を4つに切り分けてから、野菜・肉と混ぜ炒めて出来上がり。味付けはオタフクの焼きそばソースだけという潔さが良い。

極細麺がめっちゃウメーン

箸でもちあげた細麺は、ほどよい焼き目がついていて香ばしい。スパイシーな味付けとエアリーな仕上がりが、めっちゃウメーン! ドリンクもお代わり!

カキバター焼 1000円

続いて注文したのはカキバター焼(1000円)。鉄板でカキを蒸し焼きにし、その脇でモヤシ、キャベツ、ベーコンを調理する。カキはバターで仕上げ、皿に盛り付けてポン酢を添えてできあがり。大粒のカキはもちろん、カキエキスとバターが滲みたシャキシャキのモヤシが美味い!

もやし焼きそばは焼き方が違う

そして、知り合いイチオシのもやし焼きそば(900円)! 使う麺はソース焼きそばと同じだが、焼き方が違う。まるでお好み焼きに挟むかのように、麺の形を薄く丸く整えてから、パリッと両面を焼き上げる。なお、価格もソースより100円高い。

もやし焼きそば 900円

その脇でベーコン・豚肉・キャベツ・モヤシ・青ネギを焼き、胡椒や唐辛子、もろもろの調味料と醤油ダレを加え、味を整えつつ混ぜ炒める。麺を格子に切り分けて皿へ乗せ、炒めた具材を盛り付けてできあがり。

未体験の鉄板焼きそば

極細のプレーンな焼き麺を、ピリ辛醤油風味のモヤシ炒めで覆った、この店オリジナルの独特な焼きそば。食べてみると、汁気やとろみがないあんかけ焼きそばのよう。未体験の鉄板焼きそばで、めっちゃウメーン!

未体験の鉄板焼きそば

締めはもちろんお好み焼きだ。麺を抜いた肉玉野菜(750円)を注文すると、手慣れた手つきで生地を丸く広げ、ルーチンにしたがって具を重ねてゆく。テキパキ焼いて、最後にソースを塗って、できあがり。これももちろん、めちゃめちゃウマい!

二人で1時間ほど滞在して、お会計。焼きそば二品目のもやし焼きそばを注文する際、お好み焼きの王道の肉玉そばにしようか迷ったが、焼きそばと麺抜きのお好み焼きという組み合わせを選んで大正解だった。広島にはまだまだ見知らぬ焼きそばが潜んでいるなあ……

店舗情報住所: 広島県広島市中区大手町3-3-17
営業時間: 11:00 - 14:00, 17:00 - 22:00
定休日: 日・祝日
主なメニューソース焼きそば 800円
モヤシ焼きそば 900円