鉄板つけ焼そば専門店 そうげん (長野県長野市)

今年の9/10、長野市の豊野町に「鉄板つけ焼そば専門店 そうげん」という店がオープンした。鉄板つけ焼そば。聞き慣れない料理名だ。つけ麺のようにスープに浸して食べるわけではなく、特製のタレをつけて食べるらしい。どんな焼きそばなのか、実際に食べにいってみた。

信州のリンゴ畑

11月上旬の土曜日にバイクで長野へ。豊野はもともと長野市と中野市の間にあった町だが、平成の大合併で長野市に編入された。千曲川の対岸は栗で有名な小布施町だ。晩秋の風は冷たいが天気は上々。道端には収穫を待つリンゴが枝もたわわに実っていた。

長野市 鉄板つけ焼そば専門店 そうげん

こじんまりした外観だが、店内は割とゆったりした作りだ。客席は2人掛けのテーブルが4卓、小上り2卓、カウンターが5席。午前11時半という時間帯で半分ほどの入り。外には順番待ちのベンチも用意されていた。厨房は男性1人、ホールは女性1人でそれぞれ担当していた。カウンターに着席してメニューを確認する。

つけ焼そばの説明書き

まずはつけ焼そばの説明から。かつて中野市に「大龍」という中華屋があり、「大龍やきそば」が人気だった。大龍は古くに閉店したが、8年前に地元の「そうげんラーメン」が「中野つけ焼きそば」という名前でその焼きそばを再現。人気が定着し、さらに進化させて今回専門店をオープンさせた。そんな内容だ。「大龍やきそば」についてはあとで詳述しよう。

鉄板つけ焼そば専門店 そうげん メニュー

注文したのはつけ焼そば(800円)と目玉焼きトッピング(150円)。それと本日のスープ(100円)。つけ焼そばには括弧書きで「2玉」と書いてある。それが標準サイズで、大盛りは3玉、特盛りは4玉も使われている。すごい量だな。

鉄板つけ焼そば 調理中の様子

カウンター席の特権を利用して、調理の様子を撮らせていただいた。麺は袋から出したまま、ほぐさずに鉄板に乗せ、じっくりと焼く。焼き色が付いたらトングでほぐしながら、ニラと混ぜつつさらに焼く。厨房の壁際には熱湯を沸かした寸動があるが、麺を茹でるのではなく、トッピングする野菜を茹でていた。

つけ焼そば 800円+目玉焼き 150円

麺が焼き上がったら皿に盛り付け、野菜や目玉焼きをトッピング。皿の3分の1くらいのスペースにタレを添えてできあがりだ。こんもりとうずたかく積まれた焼きそばは、往路で視界に入った浅間山の輪郭に似ていた。

カリッと焼かれた麺をタレにつけて食べます

麺は中細麺で、表面がカリッと焼かれてる。一緒に炒められている具は干しエビとニラ。茹でたモヤシとキャベツがその上に盛られ、さらに目玉焼きがトッピングされている。目玉焼きが2玉なのは嬉しい誤算だ。麺は2玉、目玉も2玉。茹でたモヤシとキャベツはラーメン二郎を思い出させる。

目玉焼きを崩して円やかに

麺自体は味付けされてない。そのまま食べると油脂と干しエビの風味が香ばしい。その焼きそばを少しずつタレにつけて食べる。それで「つけ焼そば」というわけだ。タレは黒っぽい味噌ダレという感じで、味はしょっぱく、ほんのりスパイシー。旨味も強くパンチが効いていて癖になる。目玉焼きの黄身を崩して絡めると、だいぶ円やかな味わいになる。これも美味い。

大龍 茅ヶ崎店の大龍焼そば

以前当ブログでもこのスタイルの焼きそばを紹介したことがある。神奈川県茅ヶ崎市の「大龍 茅ヶ崎店」が提供している「大龍やきそば」。そう。かつて長野県中野市にあったという大龍は、実はフランチャイズに属する一店舗だったのだ。ただ、茅ヶ崎もそうだったが、フランチャイズらしさが皆無で、恐らく地元客には個人店と思われていたことだろう。こうして味が継承されるという1点をとっても、どれだけ地元に密着していたかがうかがい知れる。

タレは追加も可能

それにしても麺の量が2玉分ってのはかなり食べごたえがある。途中でタレも心もとなくなってきた。最後の方はタレなしで食べることになるのかな、と思った矢先、隣のお客さんが「タレの追加お願いします」と頼んでいるではないか。なるほど、追加が可能なのか。これは助かる。

この日の日替わりスープはワカメ

この日の日替わりスープはワカメだった。大量の麺と濃い味のタレで、若干胸焼け気味になりつつ、スープで時折舌をリセットしながら完食。すっかり満腹になって、お会計は1050円。正午を過ぎると客が次々とやってきた。接客も気持ちよく、満足度も高い。まだオープンして2ヶ月だが、きっと末永く愛されることだろう。

長野市 鉄板つけ焼そば専門店 そうげん

ちなみにフランチャイズの大龍の現状だが、こちらの記事によると既に本部はなくなったようだ。ただし茅ヶ崎のほかに金沢文庫や山形の米沢糠野目など、今でも営業を続けている店がいくつかある。どの店でも大龍やきそばは定番の人気商品のようだ。また長野県中野市の「鉄板屋 侍」でも大龍やきそばを復活させて提供中という。もしどこかお近くにあれば、一度味わってみてくんなまし。

ブロぐるめ! 食べ歩きポータル←足跡代わりにクリックしていただけると
  更新に張り合いが出ます。

店舗情報TEL: 026-219-1316
住所 : 長野県長野市豊野町豊野字沖469-8
営業時間: 11:00~14:00 17:30~21:00(月曜はランチ営業のみ)
定休日: 火曜
ホームページ
主なメニューつけ焼そば(2玉) 800円
大盛りつけ焼そば(3玉) 1000円
特盛りつけ焼そば(4玉) 1000円
半つけ焼そば(1玉) 700円

目玉焼きトッピング 150円
日替わりスープ(昼のみ) 100円
This entry was posted in 長野市 and tagged , , . Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください