へんくつや 流川店
本年、最後の記事になります。皆様、良いお年を!
広島滞在2日目の夜。行こうと思っていたお好み焼き店は、ライブを終えたBABYMETALファンで満席だった。「どうしたものかね」と同行の友人と近所を歩いて見つけたのが、へんくつや流川店だ。お好み村の近くに本店がある有名店で、屋号には聞き覚えがあった。
20時近くで空腹も限界だったので、こちらに入店。店は奥に細長い造りで、客席はカウンターのみ。全て鉄板に面している。入店時は割と空いていたが、後から何組か入ってきた。しかも来る客、来る客、黒いTシャツで一目瞭然。ここもみんなBABYMETALファンだ。経済効果、凄そう。
厨房の上に掲げられているメニューには、ずらっとお好み焼きが並んでいる。軽いおつまみがあれば少し飲んでからと思っていたのだが、その期待は外れた。ま、お好み焼き店なんだから、そりゃそうだわな。
私が注文したのは生ビール(500円)とイカ・エビ・肉玉入りのスペシャルそば(1100円)、ネギ掛けトッピング。友達はスペシャルのうどんをお願いしていた。ジョッキを煽りつつ、お好み焼きの出来上がってゆく様を眺める。こんな肴も良い。
鉄板に生地を丸く伸ばし、キャベツ、モヤシと乗せ、溶けたラードを軽く注ぐ。真ん中にくぼみを作り、生エビ・生イカを入れ、天カス、豚肉で蓋をする。頃合いを見てひっくり返す。
そばは中華麺をざっとお湯で茹でる。一方、うどんはあらじめ茹でられたうどん玉を使っていた。鉄板に乗せ油をかけ、箸でほぐして炒める。ある程度炒めたところで、生地やキャベツの本体を麺の上に乗せる。
麺の横に玉子を落とし、コテで薄く丸く広げて焼き上げる。本体を乗せ、ひっくり返して玉子を上面にして、ソースを塗る。ネギをドバっと掛けて出来上がり。一連のテキパキした手順に見とれてしまった。
麺は中細でほどよい焦げ具合。キャベツは1㎝弱の幅の短冊切りで、たっぷりと使われていた。その割に全体は薄い仕上がりなので一体感がある。イカ、エビは蒸されていて柔らかい。魚介を直接鉄板で焼くのではなく、こういう加熱方法もあるんだなあ。
カリッとした豚肉にシャキシャキの青ネギ。たった一枚で多様な食感と味わいが楽しめるのが、お好み焼きの素晴らしさだろう。追加用のソースを出してくれるのもプラスポイントだ。マヨネーズが見当たらないのは、こちらのこだわりなんだろうな。スペシャルだとイカ天が入らない点は見逃していた。もし次に来るなら、イカ天肉玉そばにしようっと。
今回の広島旅での焼きそば・お好み焼めぐりは以上。同行者にあれこれ楽しんでもらうことを優先して、コナモンは控えめにしておいたのだ。2日目の日中は呉を訪れて大和ミュージアムや呉冷麺を堪能。3日目は宮島へ行ってあなごめしを食べ、厳島神社を観光してから東京へ帰還した。
この間、どこへ行ってもBABYMETALファンだらけなのが印象的だった。振り返ってみるとこの一年、BABYMETALがきっかけであちこち行ったなあ。韓国、ロサンゼルス、関西へは2回、そして広島。来年はニューヨークあたりで単独アリーナ公演やって欲しいなあ。
店舗情報 | TEL: 082-241-1319 住所: 広島県広島市中区流川町3-17 営業時間: 18:00~翌2:30 定休日: 火曜日 |
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主なメニュー | お好み焼 そば肉玉入 800円 お好み焼 そばスペシャル 1100円 |
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