天笑屋

今回紹介するのは、大阪の東三国にある焼きそば専門店、天笑屋。正確な屋号は「人生の最後に食べたい焼きそば専門店・天笑屋」と、すこぶる長い。2013年12月3日オープンというから、道頓堀の焼きそば専門店・寿座と同じ年の創業だ。

人生の最後に食べたい焼きそば専門店・天笑屋

訪れのは8月下旬、土曜日の昼。新大阪駅で新幹線を降り、そのまま御堂筋線に乗り換えて訪問した。店舗は東三国駅から300mくらいの距離にある。11:30オープンのつもりでいったら、まだ開店していなかった。近所で時間をつぶして12時に改めて訪問。

カウンターの調味料類

店舗は奥に長く、客席はカウンターが8席。開店直後なので先客なし。メガネの店主さんが一人で切り盛りしていた。焼きそば専門店なのでメニューは焼きそばが主体。太麺のソース焼きそばと細麺の塩焼きそばを軸に、ご飯がついたり、つけ焼きそばにしたりとバリエーションがある。

天笑屋 太麺メニュー

太麺のMIXソース焼きそば(1000円)を注文すると、「ソースは何にするか」との質問が返ってきた。甘口・辛口・オリジナル手作りソースの3種から選べるそうだ。甘口が基本なのかなと思いつつ、オリジナル手作りソースを指定。暑い日なのでビールも飲みたかったが、我慢我慢。

鉄板で炒めている様子

注文を受け、眼の前の鉄板で豚肉や魚介類を焼き始めた。その一方で麺をテボに入れ寸胴で茹でる。具にあらかた火が通った頃合いをみて、茹で上げた麺を投入。キャベツや具材と併せ、青ネギを乗せ、ソースを掛けて混ぜ炒め、プレートに盛り付けて出来上がり。ちなみにこちらの動画によると、油はココナッツオイルを使っているらしい。

MIX焼きそば 1000円

麺はモチモチ、シコシコの茹でたて太麺。具は豚肉スライス、小エビ、イカ、ゲソ、ザク切りキャベツ、青ネギ。さらに大き目の海老を3尾も盛り付けてある。鰹節と青海苔、紅生姜はカウンターに置いてあり、適量をトッピングしてみた。

鰹節と青海苔、紅生姜はお好みで

味付けのオリジナル手作りソースは、材料をミキサーで潰しているのか、ザラッとした口当たり。程良くスパイシーで麺や具に良く絡む。ボリュームはほどほどだが、魚介類がたっぷり。豚肉もなかなかの厚みで食べ応えあり。期待通りの美味しさだが、ちょっと好みが分かれそうなのがキャベツかな。

モチモチ、シコシコの茹でたて太麺

麺や他の具を脇に寄せてから、鉄板中央に少量のザク切りキャベツを乗せ、コテで上から押さえつけていたが、微妙に半生気味の加熱具合だったのだ。個人的にはしっかり火を通して、キャベツ自体の甘味が出ている方が好きなんだよなあ。シャキシャキ感を味わいたいなら、生の千切りキャベツをトッピングしちゃうとかね。でもその点以外は充分満足。

天笑屋 看板

ざっと食べてお会計。大阪と言う土地で焼きそばに800~1000円という価格設定は厳しいだろうが、原価も高そうだし、麺を茹でてから炒めるという手間を考えると、それも仕方ないだろう。次回は基本であろう甘口ソースの豚焼きそばを食べてみたいなー。

天笑屋

店舗情報TEL: 06-4807-1630
住所: 大阪府大阪市淀川区東三国4-21-23 東三国シャトー雅苑 1F
営業時間: 11:00~15:00 17:00~22:00
定休日: 水曜
ホームページ
主なメニュー太麺
MIX焼きそば 1000円
豚焼きそば 800円
いか焼きそば 800円
えび焼きそば 800円
チキン焼きそば 800円
すじ焼きそば 900円

1.5玉盛 +80円 2玉盛 +150円