尼崎焼きそばセンター
関西特集。今週は兵庫県、尼崎と神戸から3軒をご紹介!
焼きそば専門店の新規オープンの波は兵庫県にも及んでいる。例えば8月9日にグランドオープンした尼崎焼きそばセンター。「自家製釜茹で麺」を謳う焼きそばメインの店だ。
母体は居酒屋・酔虎伝、炭火焼・八剣伝、鉄板料理・居心伝などのブランドを広域に展開しているマルシェという外食チェーン。その居酒屋・酔虎伝も焼きそばが名物らしいので、その流れから今回独立したブランドを立ち上げたのかも知れない。
訪れたのは8月下旬、15時半すぎ。阪神電車の尼崎駅から西に延びる尼崎中央商店街に店はある。長い長いアーケードには阪神の応援歌が流れていた。その三番街に目的の看板を見つけた。
店内は思っていた以上に広い。入って右手が厨房で、10席ものカウンター。左は壁沿いに2人掛けテーブルが並んでいて、さらに奥には4人掛けテーブルもいくつかある。平日の昼から飲める店なのだが、中途半端な時間なので空いていた。
メニューは焼きそばのほか、酒肴が色々揃っている。また焼きそばへのこだわりがアピールされていた。焼きそばは幾つかバリエーションがあったが、初めてなので基本の豚焼きそば(680円)と目玉焼き(70円)を注文。あと生ビール(中・390円)もお願いした。
生ビールはキリン一番搾り。ジョッキが小ぶりだが、価格が安いので許せる。今回は飲まなかったがシャリキンレモンサワーなども名物らしい。
テーブル席に座ってしまったので調理の様子は見えなかったが、麺は生麺から規定時間茹で、それを水で締めたりせずに鉄板に広げて焼いていた。
焼きそばはステンレスの皿で提供された。麺はもちっとした太めの自家製玉子麺。焦げ目などは無く、麺のモチモチ食感を活かしている。具は豚肉、モヤシ、キャベツが使われていた。トッピングに青ネギと目玉焼き。刻み紅生姜は脇に載せてある。
味付けはオリジナル特製ソースってやつだろうか。酸味と甘味のバランスが良く、旨味もじんわりやってきた。目玉焼きは蓋をして焼かれたのであろう、白身が完全に白くなっていたが、黄身はちょうど良い塩梅の半熟具合だ。
豚肉もたっぷり入っていて、満足度が高い。またキャベツは少な目でほとんどモヤシ。それも細い品種のモヤシで広島のお好み焼きで使われているタイプだ。関西では珍しい。そのモヤシの水分だろうか、最後はベチャベチャな感じになったが、これはこれで美味しくいただけた。
一杯ずつ生麺から茹でてこの価格だと、コスト的に見合うのかちょっと心配だが、その分、広いフロアを活かし、お酒で稼ぐのだろう。飲食店を既に数多く運営している会社なので、その辺はきちんと計算しているに違いない。この地にしっかり根付いてくれることを期待したい。
店舗情報 | TEL: 06-6430-5150 住所: 兵庫県尼崎市神田中通3-57 営業時間: 11:00~23:00 定休日: 無休 → ホームページ |
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主なメニュー | 名物!! 豚焼そば 680円 豚塩焼そば 680円 もやし醤油焼そば 680円 牛ホルモン味噌焼そば 680円 牛すじぼっかけ焼そば 780円 豚モダン焼 780円 牛すじぼっかけモダン焼 880円 麺の大盛り +200円 目玉焼き +70円 青ネギ・パクチー 各100円 |
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