まる麺 本店
みっちゃん総本店の後、八丁堀から散歩しながら一旦宿へ帰還。昼下がりになり、多少お腹もこなれてきた頃合いに向かったのは、これまでしばしば登場した「磯野製麺」が直営するお好み焼店・まる麺だ。
まる麺の本店は広島駅東側の線路沿いにある。高架越しにマツダスタジアムを眺めつつ歩き、店へ着いたのは14時半近く。1階の駐車場から螺旋階段を登り2階へ。歌手・タレントや広島カープの選手など、ドアにはたくさんのサインが書かれていた。
店舗は道路に面して奥に長く伸びていた。右手に鉄板、その前にカウンター。突き当りにテーブルが2卓。先客は6人くらい。もうすぐ昼営業が終了する時間なので割と空いていた。カウンターの左端の方に着席。
メニューはもちろんお好み焼が中心。ざっと眺め、一番下に別枠で「店長おすすめ」と書かれていた「まる麺焼き/トッピングネギ(1050円)」に決定。あとビールの中ジョッキ(500円)もいただいた。
熱した鉄板に生地を丸く広げ、キャベツ・魔法の粉・天かす・イカ天・細モヤシ・削り粉・生イカ・豚肉と重ねていく。その横に茹で上げた麺を広げて、溶かしたラードを差す。生地をひっくり返して蒸し焼きに。
麺を少し移動させてひっくり返し、軽く解しながらもう片面もじっくり焼く。生地を上から押さえつけ、麺に乗せる。移動させて肉の焼け具合を確認。目玉焼きを丸く伸ばし、麺・生地と合体させ、さらに蒸し焼きに。
頃合いを見てひっくり返し、玉子の面にソースを塗り、青海苔・白ゴマ・ネギをトッピングして出来上がり。仕上がりを見ると、意識して薄く大きく作っているっぽい。
端の方の麺は硬めに焼かれているが、中の方は蒸されていてモチモチしている。太さも中心部の方が太い。生地はごくごく薄め。玉子も超薄焼き。しかし、生地はもちもちのシート状で、玉子はパリッとクリスピー。この食感のコントラストが面白い。
上から押さえつけたキャベツとモヤシだが、ふわっとしている。イカ天と生イカのダブルイカもイーカんじでイカしている。豚肉は玉子と合体して縁の下の力持ちになるんだな。そしてネギ。薬味でもあるし、お好み焼きの地味な外観を彩る貴重なデコレーションでもある。
製麺所直営だから敢えてそう作っているのかも知れないが、こちらで食べて「広島のお好み焼は生地より麺が大事」だと改めて感じた。生地はキャベツやモヤシを蒸し上げる蓋の役割が大きく、あくまでも脇役な気がする。いずれにせよ、どの素材も相乗効果で味わいを高め合っているのがとても面白い。
食べ終わって、お会計は1550円。お好み焼の連食は結構きついけど、ほんと美味しかった。並べられたヘラの種類だけを見ても、広島のお好み焼文化の定着度合と奥深さを感じてしまう。野球観戦帰りに寄る人も多いんだろうなあ。
店舗情報 | TEL: 082-298-8903 住所: 広島県広島市東区東蟹屋町18-15 磯野製麺 2F 営業時間: 11:00~15:00 17:00~21:00 定休日: 月曜(祝日の場合は火曜) → ホームページ |
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主なメニュー | そば入り・うどん入り 750円 まるめん焼き 950円 スペシャル 1000円 デラックス 1300円 |
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