お好み焼き・鉄板焼 やんちゃ

当ブログでも告知したが、先日大阪でトークショーに出演した(12/1までWEBで有料配信されています)。久々の大阪ということで、この機会に行きたかった宿題店にも訪問してみた。それが大阪市平野区にあるお好み焼き・鉄板の店「やんちゃ」だ。最寄り駅は大阪メトロ平野駅だが、JR関西本線平野駅からも徒歩圏内だ。

大阪・平野 お好み焼き・鉄板焼 やんちゃ

今回は私の焼きそば食べ歩き仲間で、こちらに何度も訪れたことがあるJMPさんに相伴させていただいた。訪問したのは平日のランチタイム。開店時間の11:30に待ち合わせして入店した。

お好み焼き・鉄板焼 やんちゃ 店内の様子

客席はテーブル3卓と鉄板前のカウンターが4席ある。店主の坂上さんにご挨拶しつつカウンターに腰掛け、生ビールを2つお願いした。はい、カンパーイ。

お好み焼き・鉄板焼 やんちゃ 焼きそばメニュー

さてメニューだが、こちらは焼きそばにかなり力を入れているコナモン屋さんなのだ。特注の生麺を2種類用意して、味付けもあれこれ取り揃えている。

生麺をしっかり焼く

まず注文したのは極太今里生麺を使った今里風焼きそば。数種類食べたいのでサイズは小を指定(750円)。注文が入ってから生麺を茹であげ、冷水で洗い鉄板でしっかり焼く。

焼きそば調理中の坂上店長

坂上さんによると茹でる鍋の水量が限られており、時間経過で茹で汁の濃度が変化するため、茹で上がった麺の出来が一定になりにくい。その影響をなるべく抑えるため、冷水で洗う工程を入れているそうだ。なるほど、そういう効果もあるんだなー。

今里焼きそば(小) 750円

今里焼きそばは牛肉と玉ねぎを使ったソースあとがけ焼きそばだ。モチモチの極太麺にラードの香りと黒胡椒の刺激的な風味がまとわりついている。

ソースを掛けると香りが一変

そのまま食べても美味しいが、ウスターソースを回し掛けると、ぶわっと香りが一変する。構成要素はシンプルなのに、玉ねぎの甘さと牛肉のコクが味わい深くて、めっちゃウメーン!

ソース焼きそば(小) 750円

続いて平打全粒生麺を使ったソース焼きそば。これも小サイズでお願いした(750円)。麺を焼く際、ダシをしっかり回し掛けて下味を滲みさせるのも、こちらの焼きそばの特徴だ。

野菜たっぷり、しっとり仕上げ

平打ち麺はモチッ、シコッとした食感。豚バラ肉にキャベツ・モヤシ・玉ねぎ・人参と野菜がたっぷり。甘みとスパイスが効いたソースのしっとり仕上げで、めっちゃウメーン!

ホワイトボードのおつまみ類

ちなみにコナモンや鉄板焼きだけでなく、おつまみ類も充実していて、飲み屋としてのポテンシャルが高い。ジャンボとりもも串ほか注文して、お酒もお代わりした。他のお客さんが注文していた200gのカットステーキや、豚平焼きも美味しそうだった。

ジャンボとりもも串 200円x2

お店自体は店主のお母様が2000年に創業されたそうだ。2009年、現在の場所に移転した際、現店主さんが継いだ。飲食経験はないが食べ歩いて研究したという。「なんの素養もない」と謙遜されるが、その分、独創的で従来の考えに縛られないのが、こういうお店の魅力だと思う。

背脂にんにく焼きそば 850円

〆は背脂にんにく焼きそば(850円)だ。味付けは塩味、サイズは中盛。麺は今里生麺。熱々の鉄板に盛り付けられた焼きそばには、ゴロッとした背脂の塊と刻みニンニクが惜しみなく盛り付けられていた。

ラーメン二郎チックな味わい

背脂とニンニクに塩ダレが良い塩梅で絡み、ラーメン二郎チックな味わいでめっちゃウメーン! 今年の春に紹介した住吉区杉本町の「やきそば頂」にも、方向的に通じている気がする。両店を食べ比べて違いを楽しむのも、きっと面白いだろう。(頂さんと交流もあるらしい)

JMPさんとお酒を二杯ずつ飲んで、お会計は5070円。再訪して、他の創作焼きそばも食べてみたい。大阪の焼きそばが、これからさらに熱くなりそうだ。

店舗情報住所: 大阪府大阪市平野区背戸口4-2-19
営業時間: 月~土 17:00~22:30
(火水金土は11:30~13:30 ランチも営業)
定休日: 日曜日
ホームページ
主なメニュー今里焼きそば 750円~
ソース焼きそば 750円~
背脂にんにく焼きそば 850円