香蘭

2019年12月、3泊4日の九州旅。最後に訪れたのは、佐世保駅の高架下にある有名店、「香蘭」だ。創業は1968年(昭和43年)。佐世保で50年以上愛されてきたちゃんぽん屋さんである。

JR佐世保駅

佐世保駅のすぐ脇の高架下に、「フレスタ佐世保ろくてん通り」という飲食街がある。こちらの記事によると、かつて佐世保駅とバスロータリーを結ぶ地下道があり、そこにあった飲食店が開発のため移転してできた飲食街だという。

フレスタ佐世保ろくてん通り

香蘭は、その「フレスタ佐世保ろくてん通り」の入り口にある。向かい側には「大膳」というちゃんぽん屋がある。こちらも佐世保を代表する店らしい。

佐世保市 長崎ちゃんぽん 香蘭

香蘭を訪問したのは暮れも押し迫った、日曜の午後3時半ごろ。お昼時に通り掛かったときは10人くらい外に並んでいたが、午後3時半という時間もあって行列なし。ラッキー。

香蘭 店頭の食品サンプルケース

店頭のショーケースには、ビバンダム(ミシュランマン)が飾られていた。実は、この店はミシュラン長崎2019のミシュランプレートに選出された店の一つ。もともと地元の人気店なのだが、それ以降、観光客が殺到し、さらに行列が伸びているのだ。

カウンターの端にもビバンダム(ミシュランマン)

店内は奥に長い造りだ。右手が厨房で、左手が窓。その両方に面するように、背中合わせのカウンターが2列並んでいる。「こちらへどうぞ」と、ホールスタッフに厨房サイドのドアから2席目へと促された。カウンターの端にもビバンダム(ミシュランマン)が置かれていた。その頭上高くに、ちゃんぽんや皿うどんの名前が並んでいる。

香蘭 メニュー

ベーシックな長崎ちゃんぽんは800円。長崎皿うどんは850円。それぞれ大盛りは200円増し。長崎ちゃんぽんには50円増の玉子増しもあり、長崎皿うどんは太麺と細麺が選べる。それ以外のサイドメニューは見当たらない。実にシンプルなメニュー構成だ。

「注文はお決まりですか?」
「皿うどん(850円)を」
「パリパリと太麺とありますが?」
「太麺でお願いします」

厨房では、大きな中華鍋をご主人が振っている。先の注文分が次々と作られ、私の皿うどんも5分足らずで配膳された。

長崎皿うどん(太麺) 850円

目の前に置かれたのは、迫力ある大皿だ。こちらの太麺皿うどんは混ぜ炒めではなく、焼いたちゃんぽん麺にとろみのついた餡を掛けたスタイルだ。これで一人前かー、と一瞬ひるむほどの嵩である。

焼いたちゃんぽん麺にとろみ餡

餡の具は豚肉、赤はんぺん、竹輪、エビ、モヤシ、キャベツ、人参など。チャンポン麺はしっかり焼かれている。ところどころ、カリッと揚げられてる風の部分もあって香ばしい。

ちゃんぽん麺はところどころカリッと

餡はかなりオイリー。ドロっとしたトロミがつけられ、太麺によく絡む。スープのコクはさすがだ。そしてカキが入っているのが嬉しい。

季節限定のカキ入り

店頭のショーケースには、「カキが旬の季節には九十九島産のカキを使用いたします。是非ご賞味ください」と書かれていた。季節限定のカキ入りの時期だったのもラッキーだった。

卓上のウスターソースで味変

卓上のウスターソースで味変しつつ、ハフハフ、ズルズルと食べ終えてお会計。この満足度で850円は安いなー。玉子入りのちゃんぽんもいついか食べてみたい。ミシュランもなかなか見る目があるね。

以上。3泊4日の福岡・久留米・佐世保への遠征レポートがようやく完了した。書き上げるのに時間が掛かってしまったが、ご了承ください。