居酒屋 花門
先週に続いて今週も飲み屋さんの焼きそばをご紹介しまーす。疑問符は付かない系ですのでご安心を。
上板橋にある居酒屋・花門(かもん)。イラン人が経営する居酒屋ということで10年くらい前に存在を知ってずっと気になっていた。しかし何しろ料理の量が多いらしく、一人で行くのをずっと躊躇していた。
そんな中、昨年10月にメシコレキュレーター仲間の二代目こうめさんが宴席を企画してくださった。それに乗っかってホイホイ参加。ほかに同じメシコレキュレーターのbrax3さん・村岸ゆうきさん・みーこさん・縄文弥生さん。そしてこうめさんの飲み仲間ブロガー・あつパパさん。合計7人での宴となった。
7時過ぎに集合してまずはカンパーイ！ お通しはカレースパ。黒コショウが効いてて美味しい。ちなみに料理は全て400円均一。食べ物だけでは店の利益にならないので、飲み物で頑張ろうと皆で誓った。
料理を配膳してくれるのはオーナーシェフのイラン人、マンスール・コルドバッチェ氏。通称、マンスさん。サービス精神過剰で陽気。こないだ江頭2:50とCMとか作ってて仰天した。
このマンスさん、ただの変な外人のように見えて、実は油絵で二科展に入選している才能の持ち主だったりして、色々と凄い方なのだ。この店の原価率とか考えると、算数ができるのか心配になるけど。
さて。以下、この日食べたものを出てきた順に寸評を交えてざっくりご紹介しよう。もう一度言っておくが、全て400円均一である。
1品目。野菜サラダ。のっけから量がおかしい。写真の裏側には豆腐がまるごと一丁分乗ってる。いきなり強烈なインパクト。7人がかりでだいぶ減らしたが、最後まで食べきることはできなかった。
2品目。唐揚げ。これも量が凄い。実は唐揚げが乗り切らないため、もう一皿に分けて持ってきた。一品目にサラダを頼んだので通常より野菜の量を減らしてくれたが、それでも半端ないボリュームだ。そして味もよい。ジューシーで美味しい。
3品目。イラン人気ロール。「イラン人／気ロール」ではなく、「イラン／人気ロール」。クミンで味付けされたジャガイモや玉子が小麦の生地で包んである。ほどよくスパイシーで万人受けしそうな味。さすが人気者。
4品目。イラン煮物。肉野菜をトマトベースのスープで煮込んだイラン風のシチュー。レンズ豆やヒヨコ豆が沢山入っていた。これも安心感を与えてくれる優しいお味。器が中華風の丼ぶりなのも趣きがある。
5品目。キャバブ・マイ食べ。「マイタベ」がペルシャ語で「フライパン」を意味するらしい。牛肉のキャバブをキャベツ・トマト・玉葱と炒めた料理。味は美味しいんだけど、イラン煮物と被り気味。だんだん腹がきつくなってきた。
6品目。来た！ 焼きそば！！！ 私が参加するってことで皆さんが気を遣ってくださいました(笑) 野菜たっぷりで程よい加減のソース味。青海苔・紅生姜もちゃんとトッピングされている。ここまでの間で皆お腹が膨れてきたので量は手加減してくれたようだ。
ちなみにマンスさんは昔立教大学近くの居酒屋で働いていたとのこと。「その頃から数えると焼きそばを1万食は作っているだろう」って話してくれた。たしかに居酒屋のソース焼きそばらしい王道スタイル。ぶれない美味しさである。
7品目。チキンキャバブ。玉子と鶏肉と玉ねぎを使ったイラン料理。鶏肉の歯応えと玉ねぎの甘味が良い。食べているうちに親子丼の上に乗っている具の部分＝「アタマ」を思い出した。具が丸被りだもんな。
8品目。ベーコンエッグ。玉子1個から、MAX9個まで値段は同じ400円らしい。やっぱ算数苦手なんじゃないかな……。ベーコンも目玉焼きも絶妙な焼き加減。この店、玉子が特に美味しいんだな。
料理は以上の8品目(たぶん)。酒の方は最初に全員で生ビールを飲み、その後、角とキンミヤのボトルを空けた。割材や氷も含めて、この日のお会計は一人当たり2500円。激安！ 帰り際には特別に「藤枝みどり」のお土産までもらった。これを使ったキンミヤの緑茶割りが美味しかったので、今度試してみよう。
人数によって料理の量は増減するので、必ずこの量で出てくるとは限らない。また使われる食材もその日の仕入れで微妙に変わっているようだ。余ったらパックに詰めて持ち帰ることもできる。その辺をご承知の上でぜひどうぞ。同席いただいたみなさん、ありがとうございました！！
| 店舗情報 | TEL:03-3935-9222 住所:東京都板橋区上板橋3-6-7 営業時間:18:00～25:00 定休日:火曜日 → ホームページ |
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| 主なメニュー | 野菜サラダ、唐揚げ、焼きそば、イラン料理など全て400円均一 |
