まや徳
4ヶ月ぶりのお店訪問記事です。まん延防止措置と緊急事態宣言が続いているので、行けるお店は東京中心に限定されるし、「ぜひ、訪問してください!」ってなかなか言い出しづらいんですよね。特にデルタ株の感染が急速に広まっているので、皆様お気をつけください。私はワクチン職域接種で2回接種終えましたが、媒介する恐れがありますし、マスク着用の生活はまだまだ続きそうです。
まや徳は、仙川にある広島スタイルのお好み焼き屋さんだ。WEBの情報では1988年(昭和63年)12月の創業というから、今年で33年目になる。昨年、このエリアに引っ越してきて以来、気になっていたお店だ。
土曜の19時ごろに2人で訪問。店は駅から300mほど離れた横道にある。中を除くと先客はいなかったが、テイクアウトの大量注文が入っているようで、ご主人が一心不乱にお好み焼きを作っている。
「2人ですけど、入れます?」
「はい! こちらへどうぞ」
右手が厨房で、鉄板を囲むL字カウンター。左に4人掛けテーブルが2つ。奥さんに促されて奥のテーブルに着席した。お店と関わりが深いのか、壁には明治大学野球部を始めとしたスポーツ関連の色紙が所狭しと張られていた。
メニューはお好み焼きを始めとした鉄板焼が中心だ。肉玉そばが770円とリーズナブルである。緊急事態宣言の要請通り、20時閉店・アルコール提供なしであることを申し訳無さそうに告げられる。
いやいや、むしろこんな中で営業していただいて感謝感謝ですよ、と内心で思いつつ、あれこれ注文。ウーロン茶とノンアルビールで乾杯した。
最初に運ばれてきたのは、このお店のオリジナルメニュー、「にしさん」(390円)。お好み焼きの生地を小さめに広げ、にんにく・豚肉・ネギとチーズを載せ、半分に折って焼いたものだ。にんにくとチーズの塩梅がちょうどよく、スナック感覚でぺろりと平らげてしまった。料理名「にしさん」由来は訊けず仕舞いだが、メキシコのケサティーヤに似たスタイルで面白い。これは再訪時にリピートしたい。
明石風たこやきとお好み焼きは、ほぼ同時に来た。テーブルの上が一気に埋まる。
明石風たこやき(10個600円)は、たこを入れて丸く焼いた卵焼きだ。本来の明石焼より小麦粉の分量が多そうだから「風」なのかな。
熱々のたこやきをネギの浮いた和出汁に浸し、火傷しないように気をつけて頬張る。沁み入るような柔らかな味わいだ。10個あるので、紅生姜を出汁に入れたり、ソースを掛けたり、味変も楽しんだ。
そしてメインのお好み焼き。肉玉そば(770円)にイカ天(170円)を足してもらった。鉄板での調理は遠くてよく見えなかったが、焼きそば麺は茶色がかった蒸し麺を使い、軽くソースで味付けしていた。小麦粉の生地とキャベツメインの野菜類、肉に玉子が渾然一体となった期待通りの美味しさだ。
イカ天の風味と歯ごたえも自分好み。いろいろお世話になっているので褒めるというわけではないが、オタフクソースはやはり美味い。卓上にはマヨネーズも置かれているので、好みで掛けても良し。
注文した品々を食べ終えたあと、「もう少しいけそう」という意見で一致し、スペシャル焼きそば(940円)を追加でオーダーすることに。
「味付けはソースと醤油がありますが、どちらにします?」
「うーん、醤油で!」
焼きそばの調理には、ラードや中華調味料が使われているのが見えた。蒸し麺は水を加えて蓋で覆い、更に蒸す。豚肉・イカ・エビにたっぷりのキャベツと炒め、目玉焼きと盛り付けてできあがり。
味付けは、酒に合いそうなややしょっぱめの醤油味。お好み焼ではわかりにくかったが、麺自体が美味しく感じた。具だくさんで目玉焼きも嬉しい。ずずっと手繰って、あっという間に食べ終えた。醤油もいいなー。
二人でこれだけ食べて、お会計は3600円余り。自宅から徒歩圏内にこういうお店があるのは嬉しい。アルコールが解禁されたら、ぜひ再訪問したいなあ。
店舗情報 | 住所: 東京都調布市仙川町1-21-24 営業時間: 11:30~23:00 ※緊急事態宣言やまん延防止措置などの場合、短縮営業 定休日:月曜日 |
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主なメニュー | 肉玉そば 770円 スペシャル焼きそば 940円 にしさん 390円 |
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